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RockWorks 17 で追加された機能

大規模で高解像度のモデルのための 64-bit プロセッシング

64-bit になったことで、従来より多くのメモリをモデルやグラフィックに配分できることになります。

RockWorks 17 は、64-bit アプリケーションとして生まれ変わりました。従来までの RAM 容量をはるかに上回るアドレス空間を活用できます。

大規模なモデルを扱う計算や表示でも "Out of Memory" というエラーメッセージが出ることはありません。RockWorks 17 では 32-bit アプリケーションの制限に縛られませんので、128 GB – 2 TB までの RAM にアクセスすることができます (使用する Windows とコンピューターのハードウェアのみに依存します)。

 

大規模に、高速に、より良い結果をもたらすマルチスレッディング

RockWorks 17 では、マルチスレッド機能を使用して大規模なモデルの計算を高速に処理します。コンピュータに装備された CPU コアを全て活用してモデルの計算と表示が高速に処理されます。

 

グリッドおよびソリッドモデルに新たに装備された 3D 断層機能

XYZ ポイントにおける傾斜角 (dip) と傾斜方向 (dip direction) を複数指定してリボン状の 3D 断層を定義すると、2D グリッドや 3D ソリッドモデリングの境界としてこの断層リボンが使用されます。

Stratigraphic Faulting

 

「リボン」状の 3D 断層を定義して、2D グリッドや 3D ソリッドに使用します。

 

QuickMap を使ったボーリング坑位置の確認

新たに追加された QuickMap タブを使えば、プロジェクトにある全てのボーリング坑の位置をすばやく確認することができます。ボーリング坑の間隔と分布状況を視覚的に素早く把握することができます。

QuickMap タブを使えば、データを素早く把握できます。

 

新しい GeoBody フィルタを使ったソリッドコンポーネントのグループ化

G 値と新規ソリッドモデルを作成する許容値を指定すると、新規モデルに類似する値がグループ化されます。オプションにより新規 GeoBody を定義する上下のグリッドサーフェスを作成することも可能です。

複数のコンポーネントの G 値を新規コンポーネントモデルにグループ化します。

 

SQLite データベースのネイティブサポート

RockWorks 17 では、SQLite データベースがネイティブサポートされ、データベース機能のサポートが向上しました。SQL Server のサポートも継続します。

SQLite は、自己完結型、サーバー不要、定義ファイル不要、トランザクション処理対応の SQL データベースエンジンを実装するインプロセスライブラリです。SQLite は、埋め込み型 SQL エンジンです。他の SQL データベースの多くとは異なり、SQLite にはサーバー用の別プロセスがありません。読み書きは通常のディスクファイルに直接おこないます。単一のディスクファイルに複数テーブル、インデックス、トリガー、および、ビューといった SQL データベース機能をすべて装備しています。メモリアロケーション上の障害やディスク I/O エラーがあると SQLite はグレースフルに対処します。システムクラッシュや電源異常による中断があってもトランザクションは、ACID (Atomicity, Consistency, Isolation, Durability) により信頼性が確保されます。

 

画面のコンパクトまたは拡大表示

作成したプロジェクトの寸法や座標を他のデータを押しのけることなく把握することができます。寸法や座標は、RockWorks 17 ウィンドウの一番上にコンパクトモードで表示され、編集する必要があるときは拡大表示させることができます。

作成したプロジェクトの重要な寸法は、コンパクトモードまたは拡張モードで表示できます。