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SingleCrystal 1.0 で追加された機能

vista

回折空間とステレオ投影図の探索

Windows 版の CrystalMaker、SingleCrystal ならびに CrystalDiffract が Windows Vista に正式対応しました。(今バージョンより、システム 要件に Windows XP Service Pack2 以降が追加されています。) 最新のシステムにいち早く対応した CrystalMaker を是非お試しください。 ※各製品の既存ユーザーは、無償アップデートが可能です。

2007年1月2日 CrystalMaker Software 社は、強力なステレオ投影図描画機能を備え、単結晶の回析パターンを操作、シミュレートするソフトウェア Windows XP/Vista 用 SingleCrystal バージョン 1.0 をリリースしました。同時に、Mac OS X 用の新バージョン SingleCrystal 1.3 もリリースされています。

  • Windows XP/Vista 用に作られたアプリケーション
    SingleCrystal 1.0 は、マイクロソフト Windows XP/Vista のためにゼロから構築された全く新しいアプリケーションです。アプリケーションは、レガシー・システム・サポートの制限なしで、Windows XP (およびその後) の最新機能をサポートすることを目指しています。

    Mac 用製品 (現行版は Mac OS X 用バージョン 1.3) の主要機能が搭載されており、逆格子セクションの表示、波長 (電子ボルト)、結晶の厚さ、スポット・サイズ、強度飽和 (ビーム電流) などのコントロールと共に、任意の結晶構造の電子回折像をシミュレートすることができます。

    SingleCrystal は、現実の回析実験の結果を特徴づける理想的な方法を提供します。ユーザは、オーバーレイとして表示されるシミュレート・パターンと共に、実際の回析パターンのイメージを「背景画」として、プログラムの回析ウィンドウへドラッグ・アンド・ドロップすることができます。

  • インタラクティブなコントロール
    ユーザは、マウスを使用して、回折パターンの回転、スケーリング、彩度調整が対話的に実行できます。また追加のツールバーボタンから、回転の制御、ラベルによるスケーリング、視覚方向の設定が可能です。画面上で直接距離と角度を計測することができ、より詳細な特性情報を得るために個々の回折スポットを選択することも可能です。独自に、回折ビームの位相を識別しやすいように色付きで表示することができます。

  • ステレオ投影図
    SingleCrystal の使用により、平面法線およびそれらのトレースに加えて、格子ベクトル (ゾーン軸) およびそれらのトレース (ゾーン) をプロットすることができます。極 (poles) および/またはトレースは、ラベル表示および極、トレース、または両方をプロットするかどうかの調整と共に、個々に編集することができます。南半球の極にラベルするため、新しいグローバルオプションが追加されました。

    重要な特徴は対称性に関連する面およびベクトルを表示し、編集する機能です。単に最初の平面かベクトルの指数を指定し、次に、Show Symmetry Relations チェックボックスをチェックし、Show ボタンをクリックするだけで、関連する全ての極および/またはトレースが、現在のディスプレイ・セッティングに従って表示されます。

    他の変更には、価値のあるデータを失わずに、表示を見やすくするために、選択的に個々の、あるいは対称性に関連する極を非表示にする機能や、新しい Preferences ペインから、ステレオグラムの設定を保存する機能などがあります。

  • グラフィックスのエクスポート
    回析パターンあるいはステレオ投影図をクリップボードにコピーすることができます。また、ベクトル形式またはピクセル形式で画像ファイルに保存することも可能です。ピクセル画像は、JPEG、TIFF、PNG および BMP を含む一連のフォーマットでエクスポートできます。

  • 回折データのエクスポート
    hkl 値、格子面間隔 (d-spacing)、強度、構造要因および位相角の実数および虚数部分の詳細なリストとして回折データをエクスポートすることができます。格子面間隔、強度あるいはhklによって出力をソートすることも可能です。

  • 実際の回折パターンに指標を付けるための支援機能
    Windows 用 SingleCrystal (および Mac 用新バージョン 1.3) は、構造のゾーン軸データのリストを生成することができます。この機能は、未知の方位にインデックスを付ける場合に役立ちます。結果の "Zone Axis" ファイルは、定義された [UVW] 上限までの全てのゾーン軸を含んでいます。各ゾーン軸には、3つの最短の逆格子ベクトルが、それらの格子面間隔、格子面間隔の逆数 (reciprocal d-spacings)、角度および長さの比と共に与えられます。

    未知の方位にインデックスを付ける場合、単に 3 つの最短距離を測定して、それらの角度に注意してください。最も適合するものが見つかるまでリストされたゾーン軸を精査して、ゾーン軸データファイルを参照することができます (比較的接近した反射面が考慮されている場合に、とても有効です。これらは実空間の大きな格子面間隔に関係します)。

  • 無償のデモ版
    SingleCrystal は、最初に無償のデモンストレーション・モードで作動します。ライセンスコード (有償) を入力することで、高解像度印刷、背景画像、画像のコピー/エクスポート機能等を含むフル機能版に更新することができます。