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SingleCrystal (シングルクリスタル)
製品概要 (新しい機能)
製品概要 製品仕様 新しい機能

SingleCrystal 3 新しい機能

過去のバージョンの履歴

SingleCrystal 3.1 で追加された機能

  1. ミラー=ブラベ (Miller-Bravais) 指数
    六方晶 (hexagonal)、三方晶 (trigonal)、または、菱面体 (rhombohedral) 構造の結晶で作業する際、4指数からなるミラー=ブラベ表記法を使用して反射とステレオグラムのラベルを表示できるようになりました。
    これにより、x と y から 120° の “u” を第3軸とする表記を使用するので対称関係が理解しやすくなります。4つの指数は ( h k i l ) です。ここで、 h + k + i = 0 となります。
    このオプションを有効または無効にするには、 View > Colour & Label Options コマンドを選択して、Prefer Miller-Bravais Indices チェックボックスを設定します。ここで設定した内容は、現在のドキュメントに保存され、またプログラムのデフォルト値として使用されます。

  2. 対称関係を素早く可視化
    Stereogram メニューとそれに相当するコンテクストメニューに、Add Symmetry-Related Poles サブメニューが追加されました。
    型面 (planes of the form) {100}, {110} または {111} に関連するすべての極 (pole) を素早く追加することができます。また、型 <100>, <110> または <111> のすべての対称関係にある格子ベクトルを追加することもできます。

  3. 異なる当てはめ結果の可視化
    Grid コンテクストメニューの Fit Results にサブメニューが新たに追加され、自動指数付けの幾つかの異なる結果を可視化することができるようになりました。
    最適な当てはめ (best fit) を行ったあと、別の当てはめ結果を (キーボードのショートカットで) 続けて表示できます。この機能は、SingleCrystal 3 で利用可能な2つの自動インデックスオプション、すなわち物理的距離 (physical distances)、または、距離比 (distance ratios) を使用した結果で機能します。

  4. マウス制御による画像の縮尺
    シミュレーションパターンに対して、観測された回折像のサイズをマウスを使ってリアルタイムに調整できるようになりました。コントロール+シフトキーを押しながら、画面の上下にマウスをクリック&ドラッグするだけです。

  5. 画像の寸法のための逆数単位
    観測された回折像の寸法を決定する測定量に逆数単位 (Å-1 や nm-1) や、そのピクセル幅や解像度を利用できるようになりました。

  6. ステレオグラムを使った素早い方位設定
    ステレオグラム上の任意の極をダブルクリックすると、その方向を現在の表示方向に設定できます。

  7. ステレオグラムのヘルプタグ
    ステレオグラムの任意の極にマウスをあてると、その極の方位角 (bearing) と仰角 (elevation) が表示されます。また、南半球 (North) か北半球 (South) か、または、赤道 (Equator) かも表示されます。

  8. その他の機能
    ユーザーインターフェースの変更に加えて、以下の不具合が修正されています。
    • ステレオグラムの極にマウスを重ねるとチップス (極の情報) が表示されるようになりました。このチップスには、方向 (orientation)、方位角 (bearing) と仰角 (elevation) の値が表示されます。

    • View メニューと Stereogram メニューをより使いやすいものにするために大幅に改訂しました。

    • Stereogram > Labels > Font Size コマンドを使って、ステレオグラムの極ラベルのサイズをカスタマイズできるようになりました。

    • View メニューの View Options コマンドの名称を “Colour & Label Options” に変更しました。

    • 解像度データが欠損している画像を安全に読み込むことができるようになりました:デフォルトの解像度は 72dpi が想定されます。

    • CIF ファイルから対称性を読み取る際の問題を解消しました。

 

SingleCrystal 3 (3.0) で追加された機能

  1. 大幅なパフォーマンスの向上
  2. 自動インデックス付けアルゴリズム
  3. パワフルなステレオ投影図
  4. 新しいツールとオーバーレイ
  5. CIFテキストファイルとCMTXテキストファイルの読込み
  6. CrystalMaker X 対応
  7. その他

 

大幅なパフォーマンスの向上

  • マルチコア回折シミュレーション
    並列処理を使い回折シミュレーションが飛躍的に速くなりました。パフォーマンスの向上は感動的で、ご使用になるシステム能力によって拡大します。古いデュアルコアシステムでは約1.7倍、デュアル・クアッドコア・ワークステーションでは 7.7x倍速くなります。

  • グラフィックスの高速化
    グラフィックスのパフォーマンスが劇的に向上しました。各画面のオーバーレイツールに単独のグラフィカルオーバーレイを使うとパフォーマンスが向上します。

  • マルチタッチパフォーマンスの向上
    トラックパッドを使った回転とスケーリングのコントロールの反応がさらによくなりました。これまではマルチタッチメッセージ数が膨大になると反応しないことがありました。新しいタイマー機能で、この問題はおおむね克服されました。

 

自動インデックス付けアルゴリズム

  • スケールを使用したグリッド自動インデックス付け
    SingleCrystal は実験用スケールを表示倍率と区別します。回折パターンのスケールを正確に指定して、信頼性をあげ、明確な自動インデックス付けをします。
    回折画像のロード時には、画像解像度とサイズに基づいて、プログラムがスケールを推定しますが、これはいつでもオーバーライドすることができます。
    自動インデックス付けをする際には、距離比に基づいて、スケールを使用するか、従来の方法に戻るかを選択できます。

  • ラウエパターンのインデックス付け (試験的機能)
    新しいマーカーツールを使って、観測された回折パターンに注釈をつけることができます。新しい自動インデックス付けアルゴリズムに備えて、回折スポットの位置をマーク付けします。
    View > Set View Direction with Markersコマンドは現在のプロットスケールを使用してパターンを自動インデックス付けします。選択した反射の数によりますが、ラウエパターンを効果的に自動インデックス付けします。
    この機能は現在進行形のため、今後アルゴリズムとパフォーマンスが改良されます。

 

パワフルなステレオ投影図

  • 統合設計
    Mac版は旧バージョンの drawer型設計から統合されたステレオグラム (stereogram) ペインとなり、ウィンドウの大部分を占めるようにサイズ変更され、作業場所が広がりました。拡大縮小にあわせて、ステレオネット (stereonet) がディスプレイマーキングを自動的に変更して一致させます。スクリーンサイズが極小の場合、極点編集コントロールは非表示になり、ステレオ投影図に必要な空き容量を最大化します。

  • ステレオグラムダイアル
    Stereonet が表示されているときには、影付きダイアルがステレオグラム周りに表示されます。マウスでクリックアンドドラッグしてステレオネットを回転させると、測定しやすくなります。ステレオグラムのすぐ下にある新しいポインターコントロールがマーカーを兼ね、ダイアルの位置をリセットし、位置を 0° および 90° に切り替えます。

  • オーバーレイ
    マウスポインターをステレオグラム上にドラッグすると、方向付けの情報がライブで表示されます。既存の極点にマウスオーバーすると、その極点の高さと位相を表示します (オプションキーを押すと、マウスの下に南極が表示されます) 。

  • Stereogramメニュー
    メインメニューバーの Stereogramメニューには多数の新メニューコマンドがあり、インターフェースが使いやすくなりました。 (ステレオグラムを Ctrl +クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。)

  • 極点の自動追加
    極点の完全セットを指定したインデックスに追加できます。例えば、インデックス1 を選ぶと、{001}, {011}, {111} のセットになります。

 

新しいツールとオーバーレイ

  • Info/Distance/Angleツールの統合
    Distanceツールと Angleツールは統合されて Arrowツールとなりました。Arrowツールをシフトクリックすると、直前にクリックした 2つのポイント間の距離を表示します。もう一度シフトクリックすると角度を表示します。

  • Magnifyツール
    関心のあるエリアをズームし、プロットの中心をクリックしたポイントに変更します。

  • Markerツール
    観測パターンの 1つ以上の反射をハイライト表示します。結果のポイントはセッションファイルに保存され、残りのプロットに対応します。マーカーの第一目的はラウエパターンの自動インデックス付けを簡単にすることです。

  • Rulerオーバーレイと Gridオーバーレイの再設計
    平行四辺形の設計によってグリッドコントロールがより簡単かつ直感的になり、グリッドアームの底を使って分割数を変更できます。

 

CIFテキストファイルと CMTXテキストファイルの読込み

  • SinglCrystal 3 は CrystalMaker とは無関係に、CIFファイルから構造データを読み込んで使用できます。CrystalMaker の CMTXテキストファイルから読み込むこともできます (こちらの方が読み込み/編集が簡単です) 。

 

CrystalMaker X 対応

  • CrystalMaker X で生成した CMDXドキュメントを読み込むことができます。CrystalMaker X のLive Rotation Mode 等の回折コマンドで動作します。

 

その他

  • Windows版でも View Calculator が使用可能に
  • 定規 (Ruler) が現在の結晶と画面の距離およびシミュレーション設定に基づいて、物理的距離を表示します。
  • 同期された定規 (Ruler) と反射 (Reflexion) の距離単位 (Rulerポップアップの単位を変更すると、選択した反射間のハイライト表示された距離を更新します) 。
  • Arrowツールが画面中心からのポイントの距離を表示します (000スポット等)
  • Camera Lengthダイアログで結晶-検出器の距離を指定
  • Laue、TEM、Precession、Weighted Reciprocal Latticeプロットのプロット付けが早くなりました
  • Gridディスプレイの単位を選択
  • グリッドがロック可能に
  • Ruler にセンター穴が付き、精密なアライメントを実現
  • ステレオグラム用テキストが拡大
  • ミラー指数が反射とステレオグラムの極点を表示。見栄えがよくなりステレオグラムに接触するインデックスの問題を回避
  • 新しいメニューレイアウト
  • オンラインヘルプの再設計、ナビゲーションサイドバー
  • ユーザーズガイドの再設計、用語集