新規購入お見積
アップグレードお見積

Rev E.01 の新しい機能

このリビジョンでは主にユーザーから報告されたバグや「Exploring Chemistry with Electronic Structure Methods 第3版」における例題から見出された不具合を修正しました。

  • Fchk ファイル (Formatted checkpoint ファイル) に計算に使用した G09 のバージョン情報とジョブステータスのフラグを追加しました。これにより GUI でジョブが失敗したか正常終了したかの判断ができます。また振動数計算の場合には、虚の振動数の数も出力されるようになりました。

  • EOMCC=ListWindow において固定する軌道を2度ではなく1度だけ読みにいくように変更しました。

  • Rigid スキャン (relaxed スキャンではない) において大きなエネルギーをもつ場合に相対エネルギー表を生成します。

  • 励起状態の手法である TDHF のデフォルトを、CIS のデフォルト設定と同様に、MO を用いるように変更しました。

  • Hirshfield の電荷において用いられる参照電荷の値の修正により、計算結果が若干変わります。

  • ECP を用いた Linda 並列計算のオーバーヘッドを取り除きました。

  • ビルドの手段にネイティブな Sandybridge (AVX) x86_64 プロセッサー (AVX-enabled ATLAS ライブラリを含む) のためのコンパイルを含みます。Sandybridge および Haswell のためのバイナリ版もあります。

  • 分割統治型 (divide-and-conquer) による対角化および特異値分解 (SVD) ルーチンが大きな部分系に対しても動作するようになりました。

 

参照