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バージョン 7 で追加された機能

RFLP 解析

CodonCode Aligner 7.0 では、RFLP 解析が可能です。

この新しい機能により、コンティグにおけるすべてのサンプルについての切断位置の比較や RFLP 解析に用いた酵素の同定が可能です。また、期待する結果の仮想的なゲルを生成や、実際のゲルのレーンを確認するために印刷ができます。

さらに、シーケンスに対して異なる断片を生成する酵素を自動的に選択します。酵素を変更することができ、すでに生成された結果についてのオプションの表示や、異なる結果を横に並べて比較するために同じコンティグに対する新しい解析を開始することが可能です。

 

NGS アセンブリ

CodonCode Aligner 7.0 では、NGS シーケンスデータについて新しく組み込みのアセンブリアルゴリズムが追加されました。SparseAssembler (バージョン6.0 で導入、現在もサポート) による NGS アセンブリと比較すると、新しくビルトインされた NGS のアルゴリズムは非常に長いコンティグや N50 を与えることができます。下表は、GAGE および GAGE-B のテストセットによるバクテリアゲノムデータを用いて、その結果を示しました。


Data set Read
length
SparseAssembler
N50
CodonCode
N50
SparseAssembler
largest contig
CodonCode
largest contig
Staph. aureus 101 28,877 37,787 74,595 93,238
Vibrio cholerae 250 2,726 80,570 19,705 207,445

アルゴリズムによる実際の結果の違いは、データセットによって変化する点にご留意ください。Vibrio データセットの 250 塩基のように、読み込みがより長い場合には、SparseAssembler と比較して新しくビルトインされたアルゴリズムでは、コンティグサイズと N50 値が 10 フォールド以上高くなることができます。

CodonCode Aligner に実装されている NGS アセンブリは現在のところ、バクテリアゲノムのような、小さなサイズのプロジェクトに制限されています。この制限は今後改良する予定です。

 

その他

  • Windows 10 および macOS Sierra (10.12) に対応しています。
  • JRE
    • Mac では、今まで CodonCode Aligner とは別に古いバージョンの JRE をインストールしておく必要がありましたが、バンドル化されてその必要がなくなりました。
    • Windows では、バージョン 6.0.2 まで使われていた Excelsior Jet JRE に代わって、Oracle の最新バージョンをバンドル化しました。
  • 32-bit Windows でのメモリ使用上限を1.4 GB から1GB へ変更しました。