ヒューリンクステクニカルサポート
Voxler Quick Start Guide Voxler 製品ページ
更新日: 15/10/19

9.9 レッスン7:情報を保存する

Voxler には、情報を保存するための幾つかの手段が用意されています。

お使いの Voxler がデモ版の場合は、保存またはエクスポートコマンドを利用することはできません。

 

Voxler ファイルを保存する

File | Save As は、プロジェクトを Voxler の .VOXB ファイルとして保存するコマンドです。Voxler ファイルには、ソースデータ、モジュール、コネクション、グラフィックの全てが含まれます。

Voxler ファイルを保存するには:

  1. File | Save As コマンドをクリックします。Save As ダイアログが開きます。

  2. ファイル名のフィールドに tutorial と入力します。なお、ファイルの種類で選択できるリストの内容は Voxler Network Files (*.voxb) のみである点に注意してください。

  3. 保存ボタンをクリックするとダイアログが閉じます。これにより、Voxler で再利用可能なネットワーク全体が保存されます。このネットワークファイルフォーマットには、生データのモジュール、および、次回ネットワークを読み込むのに必要な全てのデータが含まれています。

Voxler のデモ版をお使いの方は、File | Save または File | Save As コマンドはご利用いただけません。

 

データを保存する

File | Save Data は、現在選択状態にあるモジュールから出力されるアウトプットデータを保存するコマンドです。保存したいデータを出力するモジュールを右クリックして、Save Data を選択することも可能です。保存できるデータフォーマットは、選択したモジュールのタイプに応じて各種用意されています。

選択したモジュールの出力するデータを保存するには:

  1. Network Manager にある DuplicateFilter モジュールをクリックします。

  2. File | Save Data コマンドをクリックします。あるいは、DuplicateFilter モジュールを右クリックして Save Data を選択しても同じです。Export ダイアログが表示されます。

  3. ファイル名の欄に tutorial duplicate data と入力します。

  4. ファイルの種類DAT Golden Software Data (*.dat) を選択します。

  5. 保存ボタンをクリックします。

  6. Data Export Options ダイアログで、OK ボタンをクリックして、デフォルトの設定内容を適用します。

保存されるデータは、指定した位置のポイントセットになります。Voxler のデモ版をお使いの方は File | Save Data コマンドを利用することはできません。

 

グラフィックをエクスポートする

File | Export は、Viewer ウィンドウ全体をエクスポートするコマンドです。このコマンドではグラフィックしかエクスポートされないため、データそのものがこの操作で保存されることはありません。Voxler の File | Export コマンドは、プロットの視覚的側面をエクスポートするよう設計されています。エクスポートされる画像の範囲はモニタのサイズを使用して定義されます。表示される内容を拡大または縮小してエクスポートするには、エクスポートする前にズームインまたはズームアウトしてください。

グラフィックを保存するには:

  1. File | Export コマンドをクリックします。Export ダイアログが開きます。

  2. Export ダイアログのファイル名の欄に tutorial graphic と入力します。

  3. ファイルの種類は、BMP Windows Bitmap (*.bmp) のままにしておきます。

  4. 保存ボタンをクリックします。Export Options ダイアログが開きます。

  5. Export Options ダイアログで、OK をクリックしてデフォルトの設定内容をそのまま適用します。

指定したパスに画像がビットマップ .BMP ファイルとして保存されます。Voxler のデモ版をお使いの方は File | Export コマンドを利用することはできません。

 

グラフィックをコピーする

Actions | Copy Snapshot は、Viewer ウィンドウに現在表示されているオブジェクトのラスターバージョンをクリップボードにコピーするコマンドです。コピーされる画像のサイズは、現在 Viewer ウィンドウに表示されているサイズと同じになります。

ラスターグラフィックを別のプログラムにペーストするには、ウィンドウをペースト先のプログラムに切り替えたあと、編集 (Edit) | 貼り付け (Paste) コマンドを使用するか、キーボードの CTRL+V を使います。

Voxler のデモ版をお使いの方は Actions | Copy Snapshot コマンドを利用することはできません。

 

動画をキャプチャーする

仕事の同僚や関係者に動画を送ってみましょう。Voxler で作成したモデルの出力結果に興味をもっていただけるかもしれません。モデル全体を回転させた動画を送ることで、プロジェクトの全体像を分かりやすく伝えることができます。

File | Save コマンドを使って Voxler の.VOXB ファイルで保存する手段もモデルを共有するのに良い方法です。.VOXB ファイルを開くことができる他の Voxler ユーザーなら、誰もが好きな方向にグラフィックを回転させることができます。Voxler を持っていないユーザーであれば、デモ版をダウンロードすることでモデルを表示させることができます。

動画をキャプチャーするには:

  1. Viewer ウィンドウの大きさを動画として出力したいサイズになるよう調整します。動画キャプチャー機能では、現在の Viewer ウィンドウのサイズがそのまま使用されます。ウィンドウのサイズは、最終的に出力される .AVI のファイルサイズに影響します。

  2. Actions | Capture Video コマンドをクリックします。Capture Video ダイアログが開きます。

  3. Path をキャプチャーした動画を保存したい場所に変更します。デフォルトのパスは、C:\Users\<user name>\Documents\VoxlerVideo.avi に設定されています。

  4. Frame rate の値を 15 に調整します。そこそこの画質が出力される値です。

  5. Quality の値をスライダーを使って 80% に調整します。

  6. Start Capture ボタンをクリックすると動画のキャプチャーが開始します。キャプチャーの実行中は、Estimated time (sec)Estimated file size (MB)、および、Estimated frames の情報が動的に更新されます。

  7. Stop Capture ボタンをクリックすると、動画のキャプチャーが終了します。動画の作成が無事完了すると、The Estimated time (sec), Estimated file size (MB), および Estimated frames の確定情報が表示されます。

Voxler のデモ版をお使いの方は Actions | Capture Video コマンドを利用することはできません。