2) ケースのソートと一覧表示
詳細なグラフや統計結果が常に必要とは限りません。数値を見るだけで多くのことが分かる場合もあります。 このセクションでは、食品の種類 (FOOD$) で製品をソートし、さらに脂肪分 (FAT) の含有量の順に表示する方法を示します。
使用するサンプルデータについてはこちらをご覧ください。
データをソートする
- データをソートするには、「Sort File...」コマンドを使用します。メイン ウィンドウまたは「データ」ウィンドウで、次のようにメニューを選択します。
- 「Data」>
「Sort File... 」

- 「Data: Soft File」ダイアログ ボックスで、ソートする変数として「FOOD$ 」と「FAT」を選択し、「OK」をクリックします。

FOODS$ と FAT の値が昇順でソートされました。

必要な情報だけを取り出す
- データから必要な情報を抽出するには「List Cases」コマンドを使用します。次のようにメニューを選択します。
- 「Data (データ)」>
「List Cases (ケースの一覧表示)... 」

- 抽出する変数として、「FOOD$」、「FAT」、「CALORIES」、「PROTEIN」、および「BRAND$」をここでは選択してみましょう。

- 「Format (フォーマット)」グループ ボックスを使うと表示させたい書式を指定できます。ここでは、「Column width (列の幅)」には 7 を、「Decimal places (小数点位置)」には 0 を入力します。
- OK をクリックすると、 アウトプットペインに選択した変数の値がリストアップされます。

同一の食品群、すなわち、FOOD$ の beef/chicken/pasta それぞれの中にも脂肪分の含有量 (FAT) には大きな開きがあるようです。chicken および pasta を見ると、ダイエット食品メーカー ww および hc が上位を占めていることがわかります。

ただし、データ ファイルのサイズが大きい場合は、リストされたデータをページを何枚もめくって調べなければならないので、相互の関係を調べることが難しくなります
(この場合は、次のセクションの説明を参照)。 データのソートと一覧表示は、どのプロシージャでも実行することができます。