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更新日: 14/05/13

1) 散布図を用いたデータの理解

食料品店の製品ラベルから各種値を収集したサンプルデータ Food.syz を使用して散布図を作成してみましょう。

食品に含まれる脂肪分とカロリーの関係を示す散布図
食品の分類名を表示した散布図
ダイエット食品の方が低カロリーで低脂肪分であることをわかりやすく示す「信頼カーネル」(水色の枠)の表示

サンプルデータ:Food.syz

サンプルデータには、28 種類の冷凍食品に関する 10 種類の情報 (変数)が含まれています。 SYSTAT 13 ディレクトリの Data から開くことができます。

BRAND$ メーカーの短縮名 (記号)
FOOD$ 食品の種類で、chicken 、pasta、beef のいずれか
CALORIES 1 食当たりのカロリー
FAT 脂肪分の含有量 (グラム単位)
PROTEIN たんぱく質の含有量 (グラム単位)
VITAMINA ビタミンA の含有量(1 日の必要量に対する割合)
CALCIUM カルシウムの含有量(1 日の必要量に対する割合)
IRON 鉄分の含有量(1 日の必要量に対する割合)
COST 価格
DIET$ 低カロリー食品の場合は yes 、通常の食品の場合は no

脂肪分 (FAT) と カロリー (CALORIES) の関係を見る

散布図を使用して、2つの量的変数の関係を視覚的に表示することができます。この例の CALORIES (1 食当たりのカロリー) と FAT (脂肪分の含有量) の関係をプロットしてみましょう。

スムーザーは、ご覧のとおり、脂肪分 (FAT) が多いほどカロリー (CALORIES) が高いことを示しています。

散布図にラベルをつける

最もカロリーの高いもの、最もカロリーの低いもの、最も脂肪分の多いもの、最も脂肪分の少ないものが何であるかを調べてみましょう。

最も高い点は sw 製造の鶏肉製品 (chicken)です。おそらくフライド チキンでしょう。 右側の離れた点(300 カロリー付近)に表示されている gor 製造の牛肉製品 (beef) は、同じカロリーのどの製品よりも脂肪分 (FAT) が多いことが分かります。

群分け変数を用いた散布図の作成

ダイエット食品は、通常の製品よりほんとうに低カロリーで低脂肪なのでしょうか。 この標本の食品には通常の食品として販売されている製品と、ダイエット食品として販売されている製品が含まれています(それぞれ、DIET$no および yes)。

この標本から、通常の食品群 (DIET& = no) よりもダイエット食品群 (DIET& = yes) の方がカロリーおよび脂肪分の値が低いことがわかります。

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