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独立変数、従属変数、および、重み付け変数は、Function ダイアログボックスの Variables 編集ウィンドウで定義します。定義する変数のうちいずれかひとつは、観測される従属変数の値にする必要があります。すなわち、当てはめの対象となる観測される変数です。それ以外は、独立変数 (予測変数、すなわち既知の変量) とオプションの重み付け変数です。独立変数は最大 10 まで定義することができます。
変数を定義するには、Variables 編集ウィンドウを選択して、変数を定義する内容を入力します。一般に、少なくとも2つの変数、すなわち、従属変数のデータがひとつと、独立変数のデータを少なくともひとつは定義する必要があります。
変数の定義には以下の書式を使います:
variable = range
変数の名称には適正なものである限り任意の名称を使用することができますが、できるだけ簡潔な表現にするために、名称を短くしたり、1文字にするのが推奨されます (例えば、x と y など)。range
には、各変数に関連するデータの列番号を使用することも、範囲を手動で入力することもできます。
多くの場合、ワークシートから読み込むデータが range
となります。カーブフィット機能では、SigmaPlot のトランスフォーム言語が使用されますので、列データの記述は以下のようになります:
col(column,top,bottom)
引数 column には、列番号または列タイトルを指定します。引数 column に列タイトルを使用する場合は、列タイトルを引用記号で囲みます。引数 top および bottom は、行番号の先頭と末尾を指定するもので、省略することができます。デフォルトの行番号は、それぞれ、指定した列の1行目と末尾になります。両方を省略した場合は、その列全体が使用されます。例えば、変数 x
に列1を指定する場合は、以下のように入力します:
x = col(1)
Variables セクションにはデータを直接入力することも可能です。例えば、変数 y および z について、以下のように定義できます:
y = {1,2,4,8,16,32,64} z = data(1,100)
この方法を使った方が便利な場合があります。例えば、data
関数を使用する上記の例では、1 から 100 までの z 値が自動的に生成されますので、ワークシートに数字を入力するよりも簡単です。
※ Note: Regression Wizard、Dynamic Fit Wizard、Global Curve Fit Wizard では、ほとんどの場合、このデフォルトの変数設定は無視されますが、方程式を評価するために、変数の定義内容は正当なものである必要があります。変数がワークシートやグラフから選択されると、その時点で定義が見直されます。しかし、データソースに From Code を選択するか、Function ダイアログボックスから回帰を直接実行することによって、ハードコードされた変数の定義内容を強制的に使用することができます。 |
変数の定義には、トランスフォーム言語の任意の演算子や関数を利用することができます。
x = 10^data(-2, log(10.8),0.5) y = ((col(2)-col(2)*(.277*col(1))^0.8))*1.0e-12 z = 1/sqrt(abs(col(3)))
これらはいずれも有効な変数名となります。
Variables セクションまたは Equations セクションでは、回帰コードの後に使用する任意のユーザー定義関数を定義することができます。
コンストラクター表記を使用してデータセットを連結することができます。例えば、ある方程式をひとつの x 列に対応する複数の y 列に同時に当てはめたいとしましょう。x データが列1で、y データが列2から列6である場合、以下のように変数を記述することができます:
x = {col (1), col (1), col (1), col (1), col (1)} y = {col (2), col (3), col (4), col (5), col (6)}
これにより、変数 x は、列1がそれ自身と4回連結したものになり、変数 y は、列2から列6を連結したものになります。
当てはめる関数が f の場合、fit 文は以下のようになります:
fit f to y
これにより、 f は列1の独立変数の値について、列2から列6までの従属変数の値に当てはめられることになります。
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