NamedDataRanges コレクションオブジェクト

NamedDataRanges コレクションには、DataTable オブジェクト内にある名称を割り当てられた全ての範囲が含まれます。列タイトルと行タイトルは、名称付き範囲になります。

DataTable オブジェクト
NamedDataRanges コレクション

NamedDataRange オブジェクト

プロパティ：Application, Count , Parent

メソッド：Add, Item, Remove

NamedDataRanges コレクションを使用する

NamedDataRanges コレクションは、主として既存の範囲を取得したり、NativeWorksheetItem オブジェクトや GraphItem オブジェクトにある DataTable オブジェクトに新規範囲を追加するのに使用します。

Examples

現在開いているワークシートにある名称付き範囲の件数を取得して表示します。特定の NamedRange オブジェクトを取得するには、Item メソッドまたはコレクションインデックスを使います。
```
MsgBox ActiveDocument.CurrentDataItem.DataTable.NamedRanges.Count
```

列タイトルと行タイトルは、名称付き範囲を使って作成します。列タイトルを追加するには、Add メソッドを使って、その Top プロパティに 0、Width に 1、Height に -1 を指定します。行タイトルの場合は、Left プロパティに 0、Width に -1、Height に 1 を指定します。

例えば、以下のコードは、NamedRanges コレクションの Add メソッドを使って現在開いているワークシートに列タイトルを追加するものです：

Begin Dialog UserDialog 290,70,"Add Column Title" ' %GRID:10,7,1,1
TextBox 70,8,90,18,.Name
Text 10,10,40,14,"&anp;Title",.Text1
Text 10,39,50,14,"&anp;Column",.Text2
TextBox 70,36,90,18,.ColumnNumber
OKButton 180,7,90,21
CancelButton 180,35,90,21
End Dialog
Dim dlg As UserDialog
dlg.Name = "Title 1"
dlg.ColumnNumber = "1"
Dialog dlg
ActiveDocument.CurrentDataItem.DataTable.NamedRanges.Add(Dlg.Name,CLng(Dlg.ColumnNumber)-1,0,1,-1)