5.6 Appendix (付録) オブジェクト

GI ノートブックのオブジェクトはいずれも付録 (appendix) に移すことができます。オブジェクトを付録に移動すると、ノートブックにその付録へのリンクがエイリアスとして作成されます。付録にアクセスするには、ノートブックに作成されたエイリアスを使用します。付録には、ノートブックに関連付けられた別ウィンドウにオブジェクトの内容全てが含まれています。エイリアスをダブルクリックすると、それに対応する付録がファインダーのエイリアスでファイルを開くのと同じ方法で開きますf

f. Gene Inspector のエイリアスは、ファインダー (Mac) のエイリアスと同様に動作します。これは手元に存在しないオブジェクトの「ポインター」ともいえるものであり、オブジェクトそのものではありません。GI ノートブックのエイリアスは、付録 (Appendix) 内のオブジェクトやノートブック内のそれ以外のオブジェクトを指し示すことができます。エイリアスはナビゲーションツールとして利用することができます。エイリアスに関する詳しい情報については、“Make Alias...” をご覧ください。

 

あるオブジェクトを付録 (Appendix) に移すには、オブジェクトを選択したあとメニューから Notebook > Appendices > Move Object to Appendices... を選択します。Notebook > Appendices メニューから登録された付録の全リストを選択できるようになります。Appendices メニューから付録の名称を選択すると、その付録ウィンドウが開きますg。この操作の詳細については、チュートリアル 12:付録 (Appendicies) - 大量データの非表示をご覧ください。

g. Appendix ウィンドウは、Open For Editing ウィンドウとほとんど同じです。Appendix ウィンドウは閉じると非表示になり、Editing ウィンドウは閉じるとノートブックのオブジェクトに戻る点は異なりますが、どちらも内容を編集できる点は同じです。Appendix ウィンドウは、Appendicies メニューの中にもリストされます。

 

シーケンスの切断部位の一覧や整列シーケンス、あるいは、データベースの検索結果など、比較的サイズの大きなオブジェクトを保存するのに付録を利用することができます。バッファレシピやその他の頻繁に利用する情報を格納するのに利用することもできます。サイズの大きなオブジェクトを付録にまとめれば、GI ノートブックに余白ができるので、それだけバックグラウンドテキストを読み易くなると共に、必要があるときはいつでもその付録の情報にアクセスできる状態になります。また、現在表示されているノートブックの位置とは無関係に引き出せる点も付録の便利な特徴です。