1.8 解析セットアップ

Analysis Setup は、単一または複数の解析を単一または複数のシーケンスに対して定義し、その内容を格納する場所です。新規 Analysis Setup ウィンドウはメニュー項目に登録できるので、用途に合わせて全てのパラメータを最適に定義したカスタム解析 (一連の解析) を組み立てることができます。構築した一連の解析は、メニュー項目からそれを選択することで簡単に再利用することができます。

Gene Inspector の Analysis Setup ウィンドウは、他のアプリケーションやオペレーティングシステムと操作法が類似しているので、使い方はご理解いただけると思います。画面の左側には、機能別にあらわされたアイコンがスクロールバー付きリストで一覧表示されています。リストからアイコンのいずれかを選択すると、選択したアイコンの機能に関連する情報が右側のパネルに表示されます。この手順を経て Analysis アイコンを選択し、解析パラメータを定義したり、解析するシーケンスを指定したり、解析結果の出力先を定義することができます。解析ごとにそれぞれ固有のアイコンとそれに対応するパネルが用意されています。

Input アイコンは、解析で使用する単一または複数のシーケンスを定義するのに使います。シーケンスは単一または複数のファイルから選択できます。ここで選択したシーケンスが、Analysis Setup ウィンドウにリストされたすべての解析の対象となります。

Output アイコンは、解析結果を受け取る GI Notebook を指定するのに使用します。解析結果を配置する GI ノートブック内の特定の場所に指定することもできます。

Analysis Setup ウィンドウは、Analysis メニューに名前を付けて登録することができるので、ある特定の用途にパラメータを最適化したセットを作成したり、出力スタイルを定義したら、その解析で何が重要かを熟知している訳ではない新しいメンバーであっても、研究室の誰もが利用することができます。