1.3 プログラムの実行

GCK は、様々な機能を装備した包括的なプログラムです。出来ることがあまりにも多すぎるので、これをはじめて実行するにあたって、いったい何処から手を付けていいのか途方に暮れてしまう人がいるかもしれません。プログラムの機能の概要と、実際の使い方を理解されたい方は、様々なチュートリアルを第2章に用意してあるのでこれをご覧ください。このマニュアルを一切読まない方も、チュートリアルだけは目を通して実際にその手順を最後まで実行するようにしてください。このチュートリアルは、ユーザーが自ら進んで使おうとは思いもしない機能に目を向けさせながら、プログラムの操作に慣れ親しみ、プログラムそれ自体とその機能の理解を深めることができるよう編集されています。チュートリアルに費やした時間は、これから GCK を使う多くの場面で必ず役に立ちます。

GCK には、広範なアンドゥ機能の付いた一目でわかる直観的なインターフェースが装備されています。これは複雑さの段階的開示と一般に言われる、ユーザーの選択に応じて詳細を把握できるように作られたインターフェースです。気になる機能は、何の気兼ねもなく試すことができます。メニューオプションやツールパレット等を自由に選択し、それらが何をするものかを実際に自らの手で試して確認してください。その中でも特に Format メニューは、プログラムの様々な場所から利用されるので、思わぬ場面で色々と役立つものになるはずです。チュートリアルに加え、使ったことのないメニューオプションやツールを実際に自らの手で試してみることは Gene Construction Kit の機能を理解するもっとも良い方法の一つです。