1.4 アウトプット値を計算する

Rent vs. Buy モデルで関心のあるアウトプット値は、画面一番下の Present value of buying and renting にあります。

1. Calc ボタンをクリックすると、購入と賃貸の現在の値が比較されます。

 

アウトプット値は、Result ウィンドウに表示されます。Result ウィンドウには、2つの probability density (確率密度) 曲線からなるグラフが表示されます。確率密度グラフでは、両曲線下の面積の合計が 1 (100%) になるよう縦軸スケールの単位が選択されます。25μ は、25 x 10-6 または 0.000025 に対応します。

Tip: 数値の後の記号 μ や K は、Analytica 全体で広く使用されます。これらの記号に関する簡単な説明については、本チュートリアルの後のページをご覧ください。

 

このグラフは、購入と賃貸のいずれにも、確率的、すなわち、不確実性のあるインプットがあるため、確率密度になっています。いずれの確率密度グラフもベル型の曲線としてあらわれていますが、若干のノイズがあるのも確認できます。

このグラフは、モデルに与えられたインプット値をもとに、賃貸のコストがおよそ $105,000 から $155,000 の間であるのに対して (負の値はコスト、すなわち、現金の流出をあらわします)、購入のコストは $115,000 とプラス $75,000 の間にあることをあらわしています。

Note: このモデルは、インフレ率 (rate of inflation) と価格上昇率 (appreciation rate) の不確実性を正規分布に基づくランダムなインプットで生成しているため、実際の結果は若干異なる場合があります。

 

モデルの Diagram ウィンドウをクリックして手前に表示します。ここで、Costs of buying and renting の隣にあるボタンが Result に変わった点に注意してください。この Result ボタンは、値が計算済みであることをあらわします。Result ボタンをクリックすると、計算済みの値が再度表示されます。

Calc ボタンが Result に変わります。