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Enzyme Kinetics Module:酵素反応速度分析モジュール

酵素反応、物性解析モジュール

Enzyme Kinetics Module は、酵素反応および酵素の熱安定性や変性剤に対する安定性、pH に対する依存性等の酵素及びタンパク質に関するデータを素早く分析し、詳しくレポートする、回帰分析、グラフ作成用の SigmaPlot マクロパッケージです。SigmaPlot を受け継ぐ優れたインターフェイス、使いやすさ、解析を助けるインテリジェント・ウィザードを受け継ぎ、データをインポートまたは入力し、解析のタイプと回帰方程式を選択するだけで、インタラクティブなグラフが得られます。


複数モデルの厳密な比較が可能

阻害剤を含むのか含まないのか等の解析のタイプをプルダウンメニューから選択し、拮抗、非拮抗等のモデルとミカエリス=メンテン (Michaelis-Menten)、ラインウィーバー=バーク (Lineweaver-Burk) 等のグラフタイプをダイアログでチェックするだけで、測定データと回帰曲線をプロットしたグラフが、グラフタイプごと、モデルごとに自動で作成されます。

さらに、それぞれのモデルごとに Vmax、Km 等の係数の値および誤差、95%信頼区間を詳細にレポートしてくれます。また、いくつかのモデルを選択した場合はそれぞれの回帰分析結果の R2 を比較して、自動的に R2 の小さなものから順に並べてくれますので、簡単に最適のモデルを選ぶことができます。


SigmaPlot の強力なグラフ機能を活用

Enzyme Kinetics Module が提供する専門的な解析・グラフ機能に加えて、すべての SigmaPlot の解析・グラフ作成・プレゼンテーション機能を利用することができます。従来に比べ大幅に時間短縮が可能です。グラフやプレゼンテーションを好みに応じてカスタマイズすることもできます。

 

酵素反応速度の実験データの分析からレポート作成までを素早く簡単に実現

わかりやすい操作体系による実験データと解析結果の組織化

迅速な解析は、Enzyme Kinetics モジュールのデータ入力ウィザードで始まります。データ入力ウィザードを通じて、SigmaPlot のワークシートにデータをスムーズに入力することができます。リストから実験タイプを選択するだけでデータ列が自動的に定義され、データを即座にワークシートへセットできます。他のアプリケーションからデータをカット&ペーストしたり、データを直接入力することもできます。速度や他の独立変数の単位はドロップダウンリストから選択できます。選択された単位はワークシートと、最終的に出力されるグラフに反映されます。速度を反復入力したり、阻害実験の場合なら系列毎に異なる基質や阻害物質の濃度を選択することができます。基質や速度、ユーザー定義変数の単位はリストから選択でき、ここで選択された単位は、レポートやグラフに反映されます。解析を実行すると、SigmaPlot ノートブックにレポートやグラフ、数式が表示されます。


ビルトインされた広範なモデルを選択可能

まず、実験データを分析する数式を Equations リストから複数選びます。Enzyme Kinetics Module には、反応メカニズムのタイプ別に約40種類の数式があらかじめ用意されています。選択されたモデルは自動的に初期パラメータが推定され、Marquardt-Levenberg アルゴリズムを使用してパラメータ値が計算されます。計算が完了すると、Km、Ki、Vmax の値およびそれらの標準誤差を含むデータレポートと共に詳細な統計レポートが出力されます。ビルトインされた数式ライブラリを使えば、複数のモデルのフィッティングやグラフの比較を同時に行うことができます。オリジナルの数式を定義して保存しておけば、後からいつでもそれらを利用することができます。

データをモデル化する際、8つの数式グループから回帰方程式を選択して下さい。ビルトインのグラフを使って視覚化することが可能です。
Select Model

実験データに最適な阻害モデルを容易に判定

Enzyme Kinetics Module では、異なる阻害モデルを比較するためにモデル間の比較情報のほか、モデル毎の完全な統計解析を含めた詳細なレポートが出力されます。また、赤池情報量規準(Akaike’s AIC)など適合度に関する判定基準が複数用意されており最適なモデル決定に活用できます。統計情報には、パラメータ値の信頼区間、残差の連検定、外れ値検出が含まれます。データレポートには、繰り返しの平均速度とそれらの標準誤差、カーブフィットから得られた予測値と残差、および、外れ値の指標が含まれます。モデル毎に出力された統計レポートには、パラメータ値とその標準誤差および95%信頼区間、赤池、R2、平方和、回帰分析の標準誤差、および、連検定の有意水準が含まれます。選択されたモデルは適合度に基づいて自動的に順位がつけられます。

kmi、ki、Vmaxおよびそれらの標準誤差を含んだ統計・データ・モデルリポート
Determine the Best-Fit Model

様々な用途に合わせた解析結果の出力

Enzyme Kinetics Module は、SigmaPlot と一体となって機能します。解析結果をテーブルやグラフを含んだカスタム・レポートにまとめたり、グラフをプレゼンテーションに張り付けたり、各種学術誌の投稿規定に沿った様々な画像ファイル形式に出力することが容易にできます。グラフやレポートを HTML 形式に出力し、インターネット上に公開することもできます。

SigmaPlotの強力なプレゼンテーション機能が活用できます
Powerpoint

酵素反応速度を容易に分析する方法

Enzyme Kinetics Module は、酵素反応速度の実験データの素早い分析と、レポートを手軽にまとめるのに必要なカーブフィットとグラフ作成機能を兼ね備えた SigmaPlot のアドオンです。モジュールの使用は、SigmaPlot の受賞歴を誇るインターフェースと、ユーザーを分析の始めから終わりまでガイドする操作性の高いウィザードに従って進めます。実験データをインポートまたは直接入力したら、分析の種類を選び、フィットさせたい数式と解析結果をインタラクティブに表示するグラフを選択するだけです。SigmaPlot のパワフルな非線形カーブフィット機能を使って、選択した数式を実験データにフィットさせ、反応速度のメカニズムを視覚的に理解するのに必要なインタラクティブなグラフが出力されます。さらに、フィッティングに使用したモデル別の統計的パラメータがすべて記載された詳細なレポートが出力されますので、それらを比較することでデータに最適なモデルを選び出すことができます。


SigmaPlot の強力なグラフ機能を活用

Enzyme Kinetics Module の専門的な解析とグラフ機能に加え、SigmaPlot に装備されたすべての分析、グラフ作成、プレゼンテーション機能を活用することができます。想像するよりも遥かに早く分析を開始し、結果を出力することができます。SigmaPlot はグラフのカスタマイズに欠かせないフレキシビリティと、あらゆるニーズにマッチした出力結果をを提供します。

データ入力ウィザードによりデータがSigmaPlotのワークシートに入力されます。SigmaPlotノートブックとしてデータ、レポート、グラフの管理が可能です。
Enzyme Kinetics Simplified