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NVivo 9 で追加された機能

NVivo 9 では、ドキュメント、画像、アンケート、音声、動画などのデータを簡単に体系化し、分析することができるため、迅速に論理的な研究結果を出すことが可能になります。NVivo 9 のよりシンプルでよりフレキシブルな分析は、より多くの発見をもたらします。

 

新しい学習資料

  • インストラクション・チュートリアルに、機能がどのように使われるのかを説明する “ナレーション” () が入りました。
    ナレーションは英語です、一部のものは日本語字幕付きです。

  • NVivo 9 Help () のほとんどのページの上部に小さな “目次” が入り、必要な情報が見つけやすくなりました。
    オンラインヘルプは英語表記のみです。

 

より使いやすくなりました

  • NVivo 9 のインターフェイスにリボンが追加され、良く使う機能を見つけやすくなったため、作業にかかる工程が少なく済むようになりました。
  • 新しいクイックコーディングツールバーでは、”候補を表示する” 機能により作業時間を節約できます。
  •  “ウィザード” で、カスタマイズしたレポートの作成などの少し複雑な操作をステップバイステップで行うことができます。

 

データの体系化と管理が簡単に

  • NVivo では、テーマを保存する入れものを “ノード” と呼びます。人や場所や組織など、様々なもののためのノードを作成して、デモグラフィックデータや属性を設定することが可能です。任意でフォルダを作成してノードを体系化することも可能です。データに関するより詳細な質問をすることが、これまでよりも簡単になりました。
  • ノードやソース、属性値、ユーザーにカラーを設定すると、コーディングストライプやチャートやモデルなどプロジェクトのすべての場面に反映されます。
  • NVivo を使えば、あるテーマに関するすべての資料を集める、または “コード” することが容易になります。親ノードに “折りたたまれた” 子ノード (またはサブノード) のコーディングを全て見ることを選択できます。
  • NVivo 7 や NVivo 8 で作成したノード構造は、NVivo 9 でプロジェクトを開いても、そのまま維持されます。今回のバージョンアップにおいて行われた変更では、削除された機能はありません。すべてはユーザーの選択肢の幅を広げるための変更です。

スプレッドシートおよびデータベース

  • Microsoft Excel スプレッドシート、Access データベーステーブル、区切りテキストファイル、ODBC データベーステーブルまたはビュー、などを含むデータをインポートできるようになりました。これにより、例えば調査回答などを取り扱うことが可能です。
  • データセットの表示と取り扱いの方法を選択することができます。”テーブル形式” を選択すると、元のフォーマットでデータが表示されます。または、調査回答をひとつずつ見て行きたい場合は、”フォーム形式” を選択します。
  • 特に、大きなデータセットを取り扱っている時には、自動コーディングで解析をスピードアップできます。例えば、調査の各質問に対する回答のための新しいテーマやノードを作成します。調査回答を年代別にグループ化するなど、デモグラフィックデータに基づいて回答を自動的にグループ化することもできます。

 

大幅に改善された PDF 操作

  • PDF ファイルを NVivo に取り込むと、Adobe Reader で表示しているように、フォーマットとレイアウトが維持して表示されます。
  • PDF 内のテキスト、画像、表を直接作業し、それらコーディングしたり、注釈付け、リンクの追加、コーディングストライプの表示、検索、ノードあるいはチャートやモデルのような視覚表現に対するクエリの実行を行うことができます。

 

文献レビューと参考文献目録

  • EndNote や Zotero や RefWorks などの参考文献管理ツールから文献レビューを NVivo 9 にインポートします。学術論文のタイトルや著者、そしてユーザーが作成したノートなどの情報をダイレクトにインポート可能です。論文を添付ファイルとして保存していた場合は、それも一緒に NVivo のプロジェクトに取り込まれます。
  • 集めた文献参照の情報を NVivo 9 から EndNote や Zotero や RefWorks にエクスポートすることによって、参考文献目録を作成します。
  • 参考文献管理ツールから取り込んだデータを NVivo 内で取り扱うことも可能です。例えば、”クエリ” を実行して、2000 年に発表された学術論文のうち、特定のテーマで内容がコードされたものを検索することなどができます。

 

プロジェクトと共に “発見” を進化させる

  •  “検索フォルダ” にアイテムを “見つけた” 時の検索基準を保存できるので、同じ条件で再検索する必要がある時も、すぐに実行できます。
  • 作成したクエリや可視化を詳しく調べる時にもフレキシブルに “検索フォルダ” を使用できます。

 

自動でデータ調査

  • “テキスト検索” および “頻出語” クエリで、特定の単語の完全一致から類義語まで、検索の幅を自動でコントロールします。検索する単語をいちいち考える必要が無く、データをより正確に理解できます。この機能は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、ポルトガル語のワード検索で利用できます。

 

データのパターンやつながりを見る

  • 選択した資料 (”ソース”) またはノードで最も頻繁に使われている語を特定して、結果を 単語ツリー (下図参照) で表示することで、その語の周囲の前後関係を見ることができます
  • “ツリーマップ” を使って、例えば、単語やプロジェクトアイテムが他のプロジェクトアイテムと比較してどの程度頻繁に出現しているか、を表示することなどが可能です。また、ノードやソースや回答者のデモグラフィックデータを調査するためにも使えます (下図参照)
  •  “コネクションマップ” を使って、アイテム間のつながりを調べたり、視覚的に表示したりできます。これらのダイアグラムは色々なパターンを見るための、双方向の視点を与えます。
  • ワンクリックで、テーマまたは “ノード” などのプロジェクトアイテムをグラフとして表示して、その状況を素早く理解することが可能です。このグラフをモデルに変換すると、ユーザーのアイディアを加えることができます。
  • クラスター分析を使って、ソースやノードの類似性や相違点を視覚的に表示します。
  • いつでも、数回のクリックで可視化の裏にある生きたデータを表示し、それをレポートやプレゼンテーションにエクスポートすることができます。

 

データの交換と共有

  • NVivo と EndNote や Zotero や RefWorks などの参考文献管理ソフトウェアとの間でデータのインポートおよびエクスポートが可能です。
  • Microsoft Excel や Access、IBM SPSS Statistics、SAS/STAT などのアプリケーションとの間で、区切りテキストファイルやスプレッドシート、データベーステーブルのインポートやエクスポートが可能です。
  • NVivo 8 や NVivo 7、NVivo 2、NVivo 1、N6 (NUD*IST 6)、N5、N4 などの以前のバージョンの QSR ソフトウェアのプロジェクトをインポートして作業することが可能です。
  • Atlas.ti 5.2 や Atlas.ti 5.5、Atlas.ti 6.0、MAXQDA 2007、MAXQDA 10 などの他の質的データ解析ソフトウェアからプロジェクトをインポートすることが可能です。
  • 抽出するデータを選択して “エクスポート” 機能を使うと、データを XML 形式のテキストやスプレッドシートにエクスポートすることができます。
  • 定義済みレポートを使うことも、レポートウィザードでユーザー定義を作成することもできます。レポート基準を保存しておくと、同じプロジェクト内で再実行したり、他の人と共有したりすることが可能です。

 

NVivo Server 9 で本物のチームワークを

NVivo Server 9 と NVivo 9 を組み合わせると…

  • チームメンバーが同時にひとつのプロジェクトで作業し、互いに行った変更をすぐに知ることが可能になります
  • すべてのプロジェクトをひとつの場所から監視、メンテナンス、バックアップ、記録することにより、スムーズなプロジェクト運営が実現します
  • プロジェクトに埋め込みのより大きな音声・動画資料やより多くのデータを使って作業できます
  • Windows の認証情報を利用してプロジェクトへのアクセス権や役割ベースの権限を与えることによりセキュリティーを強化することが可能です