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Surfer 21 で追加された機能

3D ビューの向上

3D View における 3D ポリゴン、3D ポリライン、3D ポリメッシュオブジェクトの表示

ポリライン、ポリゴン、ポリメッシュオブジェクトといった 3D ベクトルデータが 2D プロットビューと 3D ビューでサポートされます。3D DXF、SHP、GPX、その他の各種フォーマットは真の 3D としてあらわされるので、3D ビューの中に完全なモデルを再現できます。 岩石系列における断裂帯と、それに隣接するトンネルや垂直シャフトがどのように関連しているかをあらわしたり、作成したパイプラインネットワークを可視化できます。 作成した地表面と交わる断層面やその他のラインをこれで見分けることができます。

DXF フォーマットで作成したパイプラインを Surfer の 3D View に表示した例

ポリゴンをモザイク状に敷き詰めることで奥行きと広がりをグラフィックに実現できます。 環境照明の変化に応じて照らし出されるサーフェスが変化することから、これを使って関心領域を強調表示できます。 DXF フォーマットで作成された建物やその他の構造物をインポートして、作成した DEM や地形サーフェス上に配置することができます。


3D PDF へのエクスポート機能

Surfer の 3D ビューからインタラクティブな PDF を作成する 3D PDF エクスポート機能を改善し、エクスポートの品質を選択できるようになりました。品質を低く選択すれば、エクスポートの処理が速くなり、PDF のファイルサイズもそれだけ小さくなります。 可能な限り細部に関する情報が必要な場合は、最高の品質を選択してください。用途に応じて最適な品質を選択することができます。

 

2D 機能の向上

等高線間の面積と体積の計算

スクリプトを記述したり、これらのパラメーターを手動で計算する必要はもうありません。 新たに追加された Contour Volume/Area ツールを使えば、等高線レベルの選択に応じて上側 (above)、下側 (below)、間 (between) の体積 (Volume) および面積 (Area) を計算できます。

Contour Volume/Area Report の例

高解像度の画像をアルファチャネルなしでインポート

画像データの中にはアルファチャネル情報が埋め込まれているものもあります。これは、インポートした画像のカラーに影響を及ぼすもので、これによって色あせやグレースケールで画像が表示される場合があります。Surfer に、インポートされた画像のアルファチャンネルを無視するオプションが追加されました。アルファチャネルを無視することで、色彩豊かな詳細なカラーで画像をインポートすることができます。

 

ベクトルデータの編集

2D ビューにおける 3D ポリラインと 3D ポリゴンの編集

Surfer のジオプロセシングとグリッド編集機能に 3D SHP、3D DXF、3D BLN ファイル (およびその他の形式) を使用できるようになりました。お持ちのファイルから 3D ジオメトリをベースレイヤーに直接インポートするか、通常の 2D ポリラインとポリゴンを選択または描画して、それらを 3D に変換するだけです。頂点の Z 値を Property Manager で直接編集できるようになり、作業も簡単になりました。

3D ポリラインと 3D ポリゴンを利用可能なグリッド処理機能:

  • Assign NoData (空白データの適用)
  • Grid from Contours (等高線からグリッドの作成)
  • Calculate Volume (体積計算)
  • Slice (スライス)
  • Grid Info (グリッド情報表示)

3D ポリラインと 3D ポリゴンを利用可能なジオプロセシング機能:

  • Connect polylines (ポリラインの接続)
  • Convert vector objects between 2D and 3D (ベクトルオブジェクトの 2D/3D 変換)
  • Break polylines (ポリラインの切断)
  • Reshape (リシェイプ)
  • Buffer (バッファ)

オートメーションで利用できるようになった機能

  • 3D ポリゴンの作成と編集
  • 3D ポリラインの作成と編集
  • Classed Post レイヤーにおけるクラスの編集とカラーマップの適用
  • 空間参照ファイル形式をエクスポート時に指定
  • グリッドプロジェクトの使用
  • ポリゴン境界を Assign NoData に使用
  • GridFunction 使用時のアウトプット用グリッドフォーマットの指定
  • DMS フォーマットのラベルへの適用
  • ポイントサンプルの使用

DXF エクスポート:ZLEVEL の無い LWPOLYLINE (2D フラットポリライン) をエクスポートするオプション

等高線などのポリラインを、ZLEVEL 情報のないフラットなポリラインとして DXF 形式にエクスポートできるようになりました。これにより、AutoCAD のマップビューで等高線を表示できます。 AutoCAD で等高線図を取り扱うユーザーに役立つ機能です。