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バージョン 10 で追加された機能

Surfer 10 の主な新機能を一覧にまとめました。ここに挙げたのは Surfer 10 の代表的な機能の一部にすぎません。実際はこのほかにも様々な新機能が搭載されています。

 

マップを自由自在に投影

長らくお待たせいたしました! Surfer マップに投影機能が新たにサポートされました。レイヤー毎に座標系を指定したら、マップで表示させたい座標系を無限のリストから選択できます。異なる座標系のデータやグリッドファイルでも自由に組み合わせることができるので、マップ作成の自由度が大幅に広がり、作業時間も大幅に節約できます。

上図は 5つ以上の座標系からなる 10 種類のデータセットを元にして作成されたマップ。データセットの変換に特別な作業は必要ありません。Surfer はあらゆる座標系をシームレスに処理します。

 

64-bit 版のインストール

64-bit 環境なら、取り扱うデータセットや画像のファイルサイズが大規模でも、メモリ不足を気にせず作業を進めることができます。

Surfer 10 の 64-bit 版なら、ここに示す高解像度マップのデータファイルをグリッド化するのにかかった時間は 同じコンピュータで 32-bit 版を使用したのに比べ約 2.5 倍も高速でした。
Surfer 10 のインストール・セットアップ画面から
32-bit または 64-bit 版を選択できます。
64-bit 版をインストールするには OS が 64-bit である必要があります。

 

変更内容を即座に確認

新しいプロパティ・マネージャーを使えば、Surfer のプロット編集が従来より遙かに簡単になります。マウスを数回クリックするだけで、マップを完全にカスタマイズできます。変更された内容は即座にマップ上に反映されます。

等高線マップのオブジェクトをクリックすれば、変更したいオブジェクトのプロパティがプロパティマネージャーに表示されます。

 

スムーズな曲線の描画

ご要望にお応えしました!新しいスプライン曲線ツールを使えば、スムーズで流麗なポリライン(線分)を Surfer プロットに追加できます。

新しいスプラインツールを使えば、等高線を模したスムーズな線分をプロジェクトに作成できます。

 

ダイナミックなデジタイジング

平面上にある特定ポイントの Z 値を知りたいですか?それならデジタイズしましょう。グリッドベースのマップ上のポイントをデジタイジングすると、X、Y 座標に加え、そのポイントの Z 値もレポートされます。

グリッド化されたマップのポイントをデジタイズすると、XY 座標と共に Z 値も記録されます。

 

Overlay Maps の復活

皆様のご要望にお応えして Overlay Maps (マップの重ね合わせ) コマンドが復活しました!複数のマップを個別に作成したら、重ね合わせたいマップだけを選択してください。クリックすると選択されたマップがひとつに重なります。

重ね合わせたいマップを選択し(左上のように6つのうち4つを選択)、Map | Overlay Maps をクリックすると選択されたマップがひとつに結合します(右上)。

 

優れたデータ互換性

一般的なファイル形式はすべてインポート・エクスポートすることができます。インポート・ファイル形式として新たに Access® 2007 ACCDB のインポートとデータベースクエリーのサポートが追加されました。エクスポート・ファイル形式として新たに Google Earth™ の KML と KMZ が追加されました。

Surfer から直接 KML ファイルをエクスポートし、Google Earth で開くことができます。

 

カラーマップ・スペクトルの反転

カラースペクトルを自由にマップ上に表示できます。マウスをクリックするだけで Surfer の膨大なカラースペクトルを簡単に反転できます。

ボタンをクリックするだけでカラースペクトルを簡単に反転できます。

 

ポストマップ用データ範囲の指定

ポストマップと分類ポストマップ (classed post map) を完全にカスタマイズできます。プロットに使用する開始行と終了行をデータファイルから指定することで、プロットするデータ範囲を指定できます。

行数を指定することでポストマップでプロットされるデータポイントを制御できます。上記ポストマップはデータファイルの 13 ~ 48 行目の範囲にあるポイントを2つおきに表示しています。

 

グリッド関数の自動保存

ユーザーが作成したグリッド関数は、最新の 10個まで Surfer が自動的に保存してれます。同じ関数を繰り返し入力する手間が省けます。

直前に使用した関数は、最新の10個まで Surfer が自動的に保存してれます。

 

等高線の主曲線・計曲線を簡単に指定

Surfer の新しいカスタマイズ機能を使えば、等高線図のレベルを従来に比べ遙かに簡単に定義できます。等高線レベルを編集するための新たに追加された簡単な方法か、従来までの詳細な方法のいずれかを選択できます。

簡単な方法を使うと、等高線の主曲線と計曲線の間隔、属性、塗潰し色など等高線の基本的属性を素早く簡単に定義したり編集することができます。詳細な方法を使うと、Surfer の従来までのバージョンにあった全オプションを使用してマップの細部にわたる属性を編集することができます。オプションの組み合わせは無限大です。

等高線レベルの簡単な編集方法を使うと、等高線の主曲線・計曲線の表示や編集、または色の塗りつぶしが簡単にできます。

 

等高線レベルの詳細な編集方法を使うと、個々の等高線レベルにレベルを追加・削除したり、グラデーションカラーを適用したり、個々の等高線にラベルやハッチを追加・削除するなど細かな変更を加えることができます。

 

グリッドノード・エディタの機能向上

全ての空白ノード (blanked node) を判断し、即座に編集できます!グリッドノード・エディタであらわされる空白ノードに対応する記号が識別しやすいように変更されました。

Grid Node Editor で空白ノードは青の X で表示されるので素早く識別することができます。

 

等高線図を 3D テキストファイルにエクスポート

作成した等高線マップから必要なデータを取り出せます!等高線図を XYZ テキストデータファイルにエクスポートするだけです。

 

Grid Math 機能の向上

Grid Math 機能が従来に比べ遙かにパワフルでフレキシブルになりました!従来はファイルを2つまで利用できていましたが、この制限は撤廃され、複数のファイルを必要な数だけ Grid Math で利用することができます。さらに、グリッドノードの空白値に任意の値を割り当てるオプションも追加されました。

 

作成したマップからグリッドファイルとデータファイルを保存

データファイルやグリッドと連動しない Surfer ファイルをおもちですか?大丈夫です。Surfer がマップから直接この失われた情報を復元してくれるので、必要なことは何でもできます。

 

オートメーションで等高線マップ用 CLR ファイルの読み込み

Scripter ユーザーに朗報です。CLR ファイルをスクリプトで読み込むことで、好きな色を使って等高線マップを作成することができます。複雑な代替方法はもう必要ありません。

 

座標系情報をファイルに保存して再利用

面倒な作業は効率化しましょう!投影法を一度適用したら、その情報を次回使用するために Surfer に保存しておくことができます。例えば、お持ちのデータファイルまたはグリッドファイルに座標系を一度適用すると、その後、同じデータやグリッドファイルを使用する度に、前回使用した座標系情報が自動的に入力されます。同じデータを使用する度に CS 情報を何度も入力して時間を浪費する必要はありません。

 

新しい Grid Mosaic オプション

新しい SUM オーバーラップ法を使用しましょう!グリッドファイルをモザイクにし、そのグリッドファイルを重ね合わせる領域に Z 値を追加します。