Microsoft Wordのアドイン開発の紹介
ヒューリンクスでは、新旧文書シリーズ製品として、Microsoft Officeのアドインを開発/販売しています。そのノウハウを活用した受託開発例を紹介します。
- ファイル履歴管理システムからの新旧対照表の自動生成
- 定型項目挿入機能
- 参照番号情報の自動更新機能
- CMSと連携した文書改訂と配布物作成ワークフロー
- 複数文書で共通の用語/素材の自動更新機能
- Microsoft Wordの校正機能の拡張とハイパーリンクの確認機能
Case1:ファイル履歴管理システムからの新旧対照表の自動生成
課題
- 比較対象のファイルをローカルに保存したくない
- 誤って異なる文書ファイルを比較してしまうミスを無くしたい
解決Key Point
- 履歴管理システムとの連携
- ファイルと履歴の一覧表示機能の開発
- 指定したファイルの異なるバージョンの新旧対照表作成機能の開発
図1 履歴管理システムの履歴から比較するファイルを選択
効果
- 比較結果の確認が効率化した
- 比較作業のミスの削減した
Case2:定型項目挿入機能
課題
- スタイルの割り当て作業を効率化したい
- 項目ごとの書式を統一化したい
- 割り当てミスを削減したい
解決Key Point
- 執筆ルールに則って各項目の書式を事前設定
- 項目を部品として用意し、挿入する機能の開発
図2 選択位置に項目を挿入
効果
- 執筆後の割り当て作業が不要になった
- 文書の様式が自然に統一化できた
Case3:参照番号情報の自動更新機能
課題
- 引用の参照番号の更新を効率化したい
- 別文書の参照も自動反映して欲しい
- 変更作業のミス/漏れを削減したい
解決Key Point
- 文書をCMS(Contents Management System)上に管理
- Microsoft Word とCMSの連携
- 各文書に含まれる項目番号の一覧表示機能の開発
- 参照番号の挿入と自動更新機能の開発
図3 参照番号の挿入
図4 参照番号の自動更新
効果
- 参照番号の更新漏れがなくなった
- 条番号と題名の変更を確認する時間が削減できた
- 都度、別の参照先のファイルを開いて確認する時間が削減できた
Case4:CMSと連携した文書改訂と配布物作成ワークフロー
課題
- 元文書を誤って上書きしたくない
- CMSに直接アクセスして、変更履歴を登録したい
- Microsoft Wordから、配布用のPDFを出力したい
解決Key Point
- Microsoft Word とCMSの連携
- 改訂後の保存時にメジャー/マイナーバージョンアップの選択とコメント機能の実装
- 配布用レイアウトのPDFの出力機能の実装
図5 CMS上の文書を選択して対照表形式で編集
図6 編集後の文書をCMSに新しいバージョンとして登録
効果
- 元文書を損なうことなく改訂作業が効率化した
- 改訂作業と履歴管理のプロセスが効率化した
- 修正版配布文書作成が効率化した
Case5:複数文書で共通の用語/素材の自動更新機能
課題
- Webの更新内容と配布資料の更新を連動したい
- コピペミスを無くしたい
- 複数の文書の更新/確認漏れを防ぎたい
解決Key Point
- Microsoft WordとCMSの連携
- CMS上の共通用語/素材の挿入機能の開発
- 複数文書にわたる共通用語/素材の自動更新機能の開発
図7 CMSで登録されている部品を文書に挿入
効果
- 共通用語や素材を簡単に挿入できるようになった
- コピペミスや更新漏れが削減した
- 更新時の表記のゆらぎを防止できた
Case6:Microsoft Wordの校正機能の拡張とハイパーリンクの確認機能
課題
- 独自の執筆ルールを反映して校正候補を確認したい
- ブラウザを使わずに、外部サイトへのハイパーリンクが正しいか簡単に確認したい
解決Key Point
- 執筆ルールの登録機能の開発
- 登録したルールを元にしたチェック機能と校正候補一覧への表示機能の開発
- 文書内のハイパーリンクへの接続チェック機能の開発
図8 文書の校正候補一覧表示機能
図9 URLのリンク切れチェック機能
効果
- Microsoft Wordだけでは足りなかった校正チェックの時間が短縮できた
- 校正を含めた更新作業が効率化した
- 外部サイトのリンクの確認作業が効率化した
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