HELIOS Base
HELIOS テクノロジー共通のベースプログラム
製品概要
HELIOS Base は、すべての HELIOS 製品によって使用される革新的な基盤プログラムです。HELIOS テクノロジーには、サービスコントローラ、印刷システム、認証サーバー、リモート管理、ネットワーキング・イメージライブラリ、各種ツールなどが含まれています。HELIOS Base は全ての HELIOS 製品の基礎を築きます。
- 簡便な操作性
- HELIOS Base は、自由度の高さと使い易さをコンセプトに設計されています。ソフトウェアの導入に際しては、HELIOS ソフトウェアインストーラーとアップデート・インストーラを利用します。このインストーラを利用すると必要なソフトウェアの更新はすべて自動的におこなわれます。また、別の UNIX プラットフォームに移行する際には、既存の HELIOS サーバーの設定情報を保持して、簡単に移行できるよう、各ソフトウェアは合理的に構成・配置されています。
- サーバーフェイルへの安全性
- HELIOS 製品は、ミッションクリティカルな環境において重大なコンポーネントを担います。HELIOS Base はサーバーフェイルへの安全性さらに高める機能を追加します。
- HELIOS Service Controler は、すべての HELIOS サービスを開始・停止・モニタリングします。ユーザー毎に分離・生成されたプロセスが、ファイルへのセキュリティを強化し、プロセスの安全性を確実なものにします。フェイルした HELIOS サービスは通知され、必要により HELIOS Service Controler でサービスの再起動がおこなわれます。
- 先進の印刷システム
- HELIOS Base は他のすべての HELIOS 製品に、HELIOS 印刷システムを提供します。
- HELIOS 認証サーバー
- HELIOS Base に含まれる HELIOS 認証サーバーは、ローカルアカウント、NIS、LDAP、Windows AD/PDC をサポートします。LDAP と Windows PDC が混在した環境などもサポートします。
- 様々なサーバープラットフォームに対応
- HELIOS Base は、様々なサーバープラットフォームに同一の機能を同時に提供します。
- HELIOS Base はプラットフォーム毎の相違を吸収し、全ての HELIOS 製品に対してサーバープラットフォームやオペレーションシステムの同一の環境を構築します。
- HELIOS Base には追加に費用を必要としません。
製品ハイライト
- サーバーインストール
- メニュー操作により CD-ROM から簡単にインストールが可能
- 印刷、PDF、オンラインによるドキュメントを提供
- サーバー管理
- TCP/IP と HTTP 経由で HELIOS Admin による MacOSX、Windows、UNIX からサーバーをリモート管理
- ローカルユーザー、ボリューム、プリンタ、サーバー設定、セキュリティ設定、TCP アクセスリスト、ログなどを管理
- リモートからのサーバーファイルのブラウズおよび編集
- RSA1024 ビット暗号化パスワードをサポート
- HELIOS サービスは "srvutil" フロントエンドによる別のサービスも管理可
- オープンファイルツール
- HELIOS サービスおよび追加のカスタムスクリプトのスタート/ストップを集中管理
- ファイルマネージメント用のデスクトップユーティリティ
- サーバーフェイルへの安全性
全てのサービスは HELIOS Service Controler により監視・管理されます
- 自動障害レポート
- 必要によりサービスを自動リスタート
- プロセスのフェイルによる、他プロセスへの影響無し
- 自動的にサービスのスタート順を設定
- サードパーティサービス、スクリプトとの統合が簡単
- HELIOS SDK により、追加のプラグインを開発可能 (スタート・ストップ・イベントリスタート、メッセージ等)
- 認証サーバー
- ローカル、NIS、LDAP、Windows AD/PDC ユーザーの認証に対応
- "authutil" ツールによるアカウント確認とユーザーパスワードの検証・変更
- スクリプトで、ユーザー、サービス、TCP/IP、時間等によるログイン可否を設定を追加可
- 64 バイトまでのパスワードを利用可能
- サーバーの監視・モニタリング
- 個々のセッションによる HELIOS サービスの内部動作をライブでモニタ・トレースします。これらは分離・独立したプロセスの内部を調べるのに役立ちます。ネットワークとシステムコールによるトレーシングを補完します。
- Unicode 対応
全ての HELIOS サービスは、全ての主要なクライアントエンコードに対応したUnicodeを利用します。
- ファイル名への Unicode UTF-8 使用
- "uniconv" ツールによる異なったエンコーディング間のファイルおよびファイル名の変更
- HELIOS SDK によるエンコーディングの追加・使用が可能
- HELIOSアップデートインストーラ
各 HELIOS ファイルは、バージョンナンバーでバージョン管理システムにより管理されます。
- アップデータの自動ダウンロード
- アップデータの自動インストール
- インストール済みアップデータのロールバック
- 他プラットフォームへの移行
- インストールされた HELIOS 製品とその設定は、CD からの HELIOS インストールと HELIOS の "var" フォルダの移動により、別プラットフォームへの移行を可能とします。ボリュームやプリンタを含む全てのサーバー設定は新しいサーバーに移行することができ、新しいシステムに合わせて自動的に復元します。以前のバージョンからの設定移行にも対応します。
- 高度な印刷システム
多くのサーバーサイトにおいて、高度な印刷ニーズに応えることのできる、優れた印刷システムが要求されています。HELIOS の印刷システムは、各キュー間のでジョブの移動、再出力とジョブの圧縮、エラーのフィードバックと制御といったスプールディレクトリに指示を出せるキーとなる特徴を持っています。lpr/lpd 互換しており、多くの特徴により、PostScript、PDF や他のジョブをサポートします。
- エラー/ホールドキューによる再出力と終了ジョブのモニタリング
- プリントジョブの詳細を記録
- リモート LPR プリンタ
- TCP/IP ストリーム (ソケット) 経由での出力
- 圧縮を含めたディスクへのファイル書き出し
- 出力時刻を指定するタイムキュー
- ロードバランシングのためのバランスキュー
- 複数の出力機への出力を可能にするクローンキュー
- AppleTalk PAP による出力 (EtherShare が必要)
- Windows SBM/CIFS プリンタへの出力 (PCShare が必要)
- Create PDF キューによる出力 (PDF HandShake が必要)
- PDF ビットマップキューによる出力 (PrintPreview が必要)