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Tecplot 360 2018 で追加された機能

2018 R2

ローダーの更新

  • FVCOMローダー
    FVCOMは世界中で使用されている海洋モデルです。TecplotのFVCOMローダーは高速でメモリ効率に優れています。

  • ROMS, WRF, Telemacローダー
    これら一般的なモデル用のローダーはリクエストベースで使用可能です。これらのローダーへのアクセスをご希望の場合はお問い合わせください。

  • Excelアドイン
    作成されたゾーンごとのZone Auxiliary Datanoファイル名を含むようになったため、ゾーンの発信元のファイルをより簡単に特定できます。

  • CONVERGE Outputファイルローダー
    CONVERGEユーザーは新しいファイルローダーを使用して、セル平均出力ファイル(post*.outファイルではない)を一度にロードできるようになりました。このローダーはCONVERGE用Tecplotでも使用できます。

PyTecplot

PyTecplotの高速化
PyTecplotのスピードが飛躍的に向上しました。接続モードで実行すると、3-5倍速くなります。また、インポートにかかる時間も短縮されたため、スクリプトがより速く実行開始されます。


便利なPyTecplotスクリプト
PyTecplotは遅いものを速く、困難なことを可能にします。2018 R2では、PyTecplotスクリプトを開発し、データを解析できるようにしました。ワークフローを自動化し、高度な解析を実行するスクリプトを確認してください。下記はほんの一例です。

  • TimeAverage.py: 一次データの時間平均を計算します。(参照ビデオ:Calculating Average Over Time

  • VerticalTransect.py:定義したXYポイント一のセットから垂直横断(カーブスライス)を計算します(FVCOMデータにあるsigley変数が必要)。(参照ビデオ:Computing a Vertical Transect in Tecplot 360

  • VerticalProfile.py:時間から垂線を抽出し、新しいフレームに結果をプロットします。井戸データの閲覧または水柱で何が起きているかを理解するのに役立ちます。

  • ImagetoPLT.py:画像ファイルからIJ ordered zoneを作成します。結果を見るには、RGBカラーリングを使用し、RGBカラーレンジを0-255に設定してください。このスクリプトは地形図にドレープを掛けたい画像がある場合に便利です。ドレープするには、画像へのZ値の補間が必要です。このスクリプトは対のワールドファイルの検索によるジオリファレンス画像を使って動作します。

シェープファイルコンバーター

PyTecplotスクリプトを開発し、シェープファイルをTecplotバイナリPLTファイルに変換できるようになりました。ジオリファレンス画像と同じように、シェープファイルはモデル結果の検討時に重要なコンテキストを提供できます。

ジオリファレンス画像

ジオリファレンス画像がTecplot 360にインポートできるようになりました。ジオリファレンス画像はグラフィックモデルの結果の閲覧や3Dプロットタイプ/2Dプロットタイプの両方で作業する場合に、重要なコンテキストを提供できます。

カラーマップ(新デフォルト)

Tecplot 360に新しいカラーマップが19種類追加され、Sequential – Viridisをデフォルトで使用するようになりました。過去10年間の研究で、Rainbowカラーマップの多くの否定的側面が明らかになりました。同じく、研究によって、知覚リニア(perceptually linear)カラーマップまたは発散的(diverging)カラーマップが示されました。デフォルトの変更はスクリプトの結果に影響することがあります。Small Rainbowに戻したい場合は、tecplot.cfgファイルに下記を追加すると、デフォルトが変更されます。


$!GlobalContour 1 ColorMapName = 'Small Rainbow'
$!GlobalContour 2 ColorMapName = 'Large Rainbow'
$!GlobalContour 3 ColorMapName = 'Diverging – Blue/Red'
$!GlobalContour 4 ColorMapName = 'Small Rainbow'
$!GlobalContour 5 ColorMapName = 'Small Rainbow'
$!GlobalContour 6 ColorMapName = 'Small Rainbow'
$!GlobalContour 7 ColorMapName = 'Small Rainbow'
$!GlobalContour 8 ColorMapName = 'Small Rainbow'

カスタムのカラーマップを使用している場合は、’colormaps’ディレクトリに*.mapファイルを追加してください。


Sequential – Viridisカラーマップ と cmoceanカラーマップ
データを表すのに使っているカラーマップによって違いがあります。Sequential – Viridisは新しいデフォルトです。新しいcmoceanカラーマップ( copyright (c) 2015 Kristen M. Thyng)もご確認ください。

cmoceanカラーマップの詳細はこちらをご参照ください:cmocean on GitHub


マルチセレクトメニューとコンテキストメニュー

Tecplot 360では、テキストやジオメトリ等の複数のアイテムを選択してグループ化できるようになりました。また、テキストやジオメトリオブジェクト用の新しいコンテキストメニューが追加されています。テキストを選択したときに右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。


 

2018 R1

ローダーの更新

  • OpenFOAMローダーが大幅に改善されました。
  • EnSightローダーにCONVERGEデータの読み込み機能が追加されました。 32-bit整数の限界に近いデータのメモリ使用量が減少し、粒子ゾーンのロード時の修正が実装されました。
  • 単一ゾーンへのVTKローダーのPVTUの結合が修正されました。
  • SZL Serverにさまざまな修正が加えられました。

スライスと等値面

  • Surface Generation Methodの新しいオプション “All Polygons” を使用して等値面をスライスまたは作成するとき、ソースゾーンのオリジナルメッシュが保持されます。
  • Surface Generation Methodの新しい設定 “Auto” は、スライスまたは等値面生成に関与するゾーンに最適なオプションを選択します。

XYカーブフィット

  • Extended Curve Fits(Akima Spline、General Curve Fit、Stineman Interpolationなど)を、Mapping Styleダイアログとラインコンテキストメニューで使用できます。
  • Curve Fit Settingsダイアログに表示されるUpdateボタンを使用すると、ダイアログを削除せずに設定の変更を適用します。

PyTecplotの更新

  • Probe-on-surface機能でサーフェスゾーン上の最も近い場所を照会します。
  • リリースバージョンはPyTecplot 0.9.4です。