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Tecplot 360/Focus 2011 R1 で追加された機能

テーマ: 非定常解析

データローダー

  • Plot3D:Plot3D ローダーは、2 GB よりも大きいデータセットや一様 / 非一様マルチグリッドデータをサポートしました。

    1.単一グリッド & 単一解
    2.単一グリッド & 複数解
    3.複数グリッド(一様)& 複数解
    4.複数グリッド(適応メッシュなどの非一様)& 複数解
Tecplot 360 の
Plot3D Loader
Tecplot 360 2010 の
Plot3D Loader
  • CGNS:CGNS ローダーは、複数ファイルや CGNS 2.5.4 ライブラリの使用、2GB 以上のファイルの取り扱いなどをサポートしました。また、剛体情報を持つファイル(元のメッシュを変更する必要無く、剛体の並進、および(または)、グリッド座標の回転を定義するデータ)もサポートしました。
Tecplot 360 2011 の
CGNS Loader
Tecplot 360 2010 の
CGNS Loader
  • FLOW-3D:FLOW-3D ローダーは、FLOW-3D v9.4 および Flow3D-MP 4.1 (FLOW-3D の新しい流通バージョン) をサポートしました。 (FLOW-3D ローダーは、Tecplot 360 Windows 版と Linux 版のみの機能となります)
  • FLUENT:FLUENT データローダーは、約 20% スピードアップしました。
  • ABAQUS:ABAQUS データローダーは、ABAQUS 6.10 をサポートしました。
  • ANSYS:ANSYS ローダーは、ANSYS 12.1 をサポートしました。
  • HDF5:HDF5 ローダーライブラリは、HDF5 の最新公式リリースである HDF5 1.8 に更新されました。

 

新しい機能

  • フーリエ変換 ― 1 次元フーリエ変換
    1 次元フーリエ変換

  • タイムリンク ― Solution Time リンクが(Animate メニューのオプションではなく)Frame Linking メニューに追加されました。また、Solution Time リンクの設定が layout ファイルに保持されるようになりました。フレーム同士を Solution Time でリンクすることにより、複数フレームで共通の Solution Time を同期させてアニメーションすることが可能です。
Tecplot 360/Focus 2011 の
Set Links for Active Frame ダイアログ
Tecplot 360/Focus 2010 の
Set Links for Active Frame ダイアログ
  • タイムマーカー ― Solution Time のインジケーターをラインプロット上に表示するオプション。このインジケーターにより、アニメーションを再生しながら、現在のタイムステップのポイント値を XY ラインプロット上で確認することができます。
    タイムマーカー

  • アニメーションのファイル形式 ― MPEG-4、Flash Video (FLV)、Windows Media Video (WMV) を新たにサポートしました。AVI や MPEG-4、WMV と同じように MS PowerPoint と親和性が高く、簡単・スピーディーに結果を共有することが可能になります。
    アニメーションファイル形式の選択

  • Time Strands 積分 ― Tecplot の積分機能は、ゾーンまたは Time Strands で積分することができるようになりました。新しい Time Strands による積分オプションは、積分値(例えば、質量流量)を経時的に観察することを可能にします。

    Zones または Time Strands で積分できます

  • 新しいカラーマップ ― デフォルトでより豊富なカラーマップが用意されました。溶銑、earth、その他さまざまなオプションでデータを発散、収束、定性化します。
    新しいカラーマップ

  • 3D マルチフレーム – Frameメニューの新オプションで、初期プリセットの XY, YZ および XZ ビューがすばやく 3D で表示できます。
    3D マルチフレーム

  • 分布プロット – ヒストグラム(柱状図)と cross plot 画像が使用可能 (Tools メニューから Distribution Plots を選択)
    分布プロット

  • XY マップ比較 – Compare XY Maps ツールを使って、データ変換方程式や複雑なマクロを使用せずに、比較データと統計データを表示する新しい値と XY マップをすばやく生成することができます。
Compare XY Maps ツール
XY マップ

 

ユーザビリティ(有用性)

  • プローブ機能:アニメーション動作中は Probe ダイアログが開いたままの状態となり、アニメーションを一時停止するとその値が更新されます。これにより、同一空間にあるポイントを比較することができるようになります。従来までの Tecplot のバージョンでは、あるポイントをプローブした後、次の solution time に進めようとすると、Probe ダイアログは閉じるようになっていました。

  • 時系列プローブ:Time Series Probe のデフォルトで表示されるプロットが改良され、操作性が向上しました。デフォルトで右下隅に表示される新しいフレームには、自動的にフィットされたデータが表示されます。
    時系列プローブ

  • 積分結果オプション : Analyze メニューの積分結果表示オプション (Show Tabulated Results と Plot Results As) は、タイムマーカーに似たデフォルトプロットに改善されました。さらに、 集計結果にはより意味のある名前が付きます。最小、最大および標準偏差も 集計結果に表示されます。