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アルダブラ環礁の landbirds の分類と保護

ユネスコ世界遺産であるセイシェル諸島のアルダブラ環礁で、固有種の landbirds の系統発生的研究に CodonCode Aligner が使用されています。Seychelles Islands Foundation の Janske van de Crommenacker 博士は、2種の固有の landbirds の分類学的位置を研究しています。博士は、それらを別の種として分類できるかどうかを解明することで、保護の確保に役立てようとしています。

さらに、博士はアルダブラ固有の landbirds 個体群の生存を脅かす可能性のある近縁の侵入種による影響を調べています。

 

アルダブラの Landbirds の保護

アルダブラクイナ (ノドジロクイナ)

Janske van de Crommenacker 博士

現在、私のプロジェクトでは、アルダブラの landbirds 種のうちの 2 つ、アルダブラベニノジコ (Aldabra fody) とアルダブラクイナ (Aldabra rail) の系統学的研究を行なっています。それらが、シロハラベニノジコ (Comores fody) とチャムネクイナ (Madagascar rail) の亜種ではなく、別の種として割り当てることができるかどうかをチェックし、分類学的位置を調査することが目的です。これら 2 種の鳥のアルダブラ個体群は非常に小さいため、分類学的変更ができれば、IUCN 保護種レッドリストの上位に位置づけられ、保護を確保することができます。

アルダブラベニノジコとマダガスカルベニノジコ

さらに最近は、移入したマダガスカルベニノジコの集団がアルダブラに定着しています。マダガスカルベニノジコは既知の侵入者で、何らかの手段を講じなければ、アルダブラの生態系に深刻な影響を及ぼすと思われます。固有の鳥類への侵略に加えて、新型の病原体の蔓延および生態系プロセスの中断によって、移入ベニノジコが固有種のアルダブラベニノジコと交配し、遺伝子の混合によって固有種の絶滅を引き起こす可能性があります。私たちはすでに、フィールドワーク中に、アルダブラベニノジコなのかマダガスカルベニノジコなのか識別し難い、潜在的交配種を何羽か観察しました。私たちはそれらを捕獲し、交配が発生したのかどうか、どのレベルなのかを評価するため、それらの血液/DNAサンプルを分析しているところです。その結果は、根絶プロジェクト期間中のフィールドワークでの交配種の識別、保全危機の深刻さの評価、根絶プロジェクトへの支援の拡大に役立つはずです。概して、外来種との交配の脅威はあまり理解されていません。このプロジェクトによって、常に評価可能というわけにはいかない、外来種の影響に関する重要なデータが提供されるでしょう。

博士とアルダブラクイナ

博士は、CodonCode Aligner を使って、ベニノジコのような固有種と外来種間で可能な交配を調査しています。フィールドワークでサンプルを収集した後、博士は個々の鳥のコンセンサスシーケンスを構築します。それから相互に複数の個体のコンティグをアラインし、系統樹を作成して、固有種のアルダブラベニノジコ、侵略的マダガスカルベニノジコおよび交配種の遺伝的距離を表示します。