Tecplot Focus 2017 で追加された機能
2017 R3 の新しい機能
LaTex Syntaxサポート
インストールされたLaTexエンジンを使用して、Tecplot Focus環境でテキストを作成およびレンダリングすることができます。LaTexエンジンはTecplot Focusインストールディレクトリにあるtecplot_latex.mcファイルを使ってTecplot Focusに登録する必要があります。LaTexエレメントを追加するには、Text Detailsダイアログを使用してください(User’s Manualのセクション18-1.6をご参照ください)。
スライスおよび等値面の改善
- 等値面にベクトルを表示できます。
- スライスを設定および抽出してからオンにします。これによってワークフローのスピードが向上します。
- スライスを抽出して接続領域を分離します。これによって、ナセル内のスライス領域等を分離することができます。これを実行するには、新しいExtract Slicesダイアログを使用します。
- スライス抽出オプションを使用して、論理的に順序付けられたラインゾーン(l-ordered)として抽出することができます。
- Extract Slicesダイアログで、スライスをグループごとに抽出します。
- 開始スライス/終了スライス/中間スライスを抽出すると、開始から終了まで順番に抽出されます。プライマリのスライスがアクティブな場合、それも順番に抽出されます。
その他の機能
- ソリューション時間を変更する操作の速度が向上しました。
- 最初のプロットの生成時のメモリ消費量を削減しました。
- ラインの凡例、散布図の凡例、ラベルポイントとセルのダイアログのフォントオプションに、ボールド体とイタリック体を追加しました。
- Text Details Regular Text Angleが15度単位から任意の値を使えるようになりました。
- インストール時に含まれるサンプルデータを整備および再編成しました。
- MPEG-4エクスポートの拡張子を .mp4に変更しました。
- インデックスページで上/下矢印を使用する場合、Probe Atダイアログは再プローブするようになりました。
- 360 User’s Manual.いくつかのラインマップに関する機能をextendmcrアドオンに追加しました。Tecplot Focus User’s Manualのセクション29 – 3.4をご参照ください。
2017 R2 で追加された機能
- 正確なラインを抽出
Extract Precise Line 機能が復活しました。Dataメニューの Extractサブメニューから利用できます (Toolsメニューにはありません) 。
- 軸回転と複製
2D/3Dグリッドを回転させることができます。グリッドを軸の周囲で繰り返し回転させると、ゾーンを複製することができます。この機能はターボ機械アプリケーションでよく利用されるものです (例:翼列の複製) 。2D の回転機能は以前の Tecplot Focus にあったものです。
- 簡単なフレーム削除
Frameメニューを使って、アクティブなフレームを削除できるようになりました。作業エリアまたは Framesサイドバーでフレームを右クリックし、コンテキストメニューからも削除できます。
- フォント対応の改善
ギリシャ文字テキストのレンダリングが改善され、テキストオブジェクトのボールド体タグとイタリック体タグがシステムフォントで作動します。
- サーフェス生成方法の選択
スライスや等値面を作成するときに、2通りのサーフェス生成方法から選択し、なめらかな等高線を実現したり、サーフェスの穴を回避することができます。この設定は Slice Detailsダイアログの Otherページおよび Iso-Surface Detailsダイアログの Styleページにあります。
- アニメーションコントロールの向上
これまでは一部のアニメーションダイアログでのみ使用されていた VCRスタイルコントロールが、すべてのアニメーション機能に使用されるようになりました。
- ライセンスインストールの簡易化
Licensingダイアログにシングルユーザーライセンスキーをペーストできるようになりました。
2017 R1 で追加された機能
- データ追加機能の向上
- Mac OS 10.12 対応
- 3点を使った任意のスライス方向の決定
- Variable Combining 機能により、名称が異なるが同じ属性を表す変数 (例:”P” と
“Pressure”) をマージして様々なソースから結果を比較することが可能
- MC33 アルゴリズムを使った等値面の生成が可能
- Unicodeファイル・システム・パスによるデータやファイルのロードが可能。Unicodeバイト・オーダー・マーカーが含まれるテキストファイル (スタイルシート、エイリアスファイル、レイアウト、マクロ、ASCIIデータファイル等) の読込みも可能