Tecplot Focus 製品概要
データ解析
- データの作成、修正、変換
数式を使用したデータ作成および変更。数式の保存。データの鏡像の作成。既存データのサブセットとしての新しいデータの作成。IF() 関数を使用した条件式の記述。 軸を中心にデータを回転および複製
- データ補間
線形補間、Inverse Distance (距離重みつき平均) 補間、クリギング補間より選択
- 三角分割
2D 面上に定義されたデータポイントから三角メッシュのセットを作成
- 離散フーリエ変換 (DFT)
可視化と解析のために一次元の順序線形データを周波数領域に変換
- 複数データセット (最大 500 万ポイント)
さまざまなデータセットから同時にプロットを作成して表示。変数結合機能で、同じ意味で異なる名前の変数を結合
- 複数ゾーンと変数
ひとつのデータセットに最大 100 万変数、ひとつのデータポイントに100万データポイントを設定可能
データ調査
- スライスツール
メッシュ、等高線、ベクトル表示のスライス面を 3D およびサーフェスデータからインタラクティブに表示。3 点を選択してスライスの方向を設定
- 等値面ツール
インタラクティブに等値面の値を変更
- プローブツール
サーフェスをクリックして、補間された変数値とセルインデックスを表示。 選択範囲を最も近いグリッドポイントにスナップ
- ストリームトレースツール
2D および 3D で流線 (ストリーム) ライン、流線ロッド (棒状) 、流線リボンをインタラクティブに表示。流線ラインの終点を線分で指定。ベクトルの大きさで決められた距離毎に流線ライン上にマーカーを表示。流線ラインの線束を作成。せん断応力ベクトルフィールドに基づき、滑りのない壁に表面流線を生成。選択された面でストリームトレースを自動的に表示
- 等高線ツール
インタラクティブに等高線や等高線レベルを追加および削除
- 抽出ツール
2D / 3D サーフェスデータを補間および抽出したポイントデータやポリラインデータをインタラクティブに定義し、異なるプロットとして表示
- カーブフィット
最小二乗法で線形、多項式、累乗、指数曲線のあてはめを使用可能。ユーザー定義関数の線形結合の最小二乗回帰分析を使用
- データの空白化とクリッピング
複数の制約条件 (またはマスク条件) を設定し、ローカルフィールド変数、変数の関数、グリッドインデックス、表示位置からの深度に基づいてデータを空白化。 3D ボリュームデータの表面を切り取り (クリッピング) 、内側の変化を可視化。ゾーンを無効化、またはサーフェスを剥がすことで特定個所の細部をハイライト表示
- データの抽出
等値面、スライス、サブセット、ストリームトレース、ポリライン、サーフェス 3D ボリュームの有限要素データ、ポイントセットを 3D データから新しいデータセグメント (ゾーン) に抽出して、プロットをカスタマイズ
自動化
- 環境設定ファイルとバッチファイル
環境設定ファイルとスタートアップバッチファイルでデフォルト設定および初期化
- マクロ
複数の繰り返し作業を実行
- レイアウトファイル
フレーム、プロット属性、データを記録したレイアウトファイルの保存により、プロット作成したときの状態に完全に戻ることが可能。同じデータセットや異なるデータセットにレイアウトスタイルを適用
- スタイルシート
プロットフレームのあらゆる視点と表示をデータを持たずスタイルシートに記録。スタイルシートを適用して、前のプロットを再作成または別のデータセットにプロットスタイルを適用
コラボレーション
- クロスプラットフォーム
Tecplot Focus は Windows、Mac OS X、Linux マシン上で動作。Tecplot Focus のマクロファイル、レイアウトファイル、スタイルシート、カラーマップファイルおよびデータファイルはすべてのプラットフォーム間で相互利用可能
- 拡張データとファイルの共有
Tecplot 360 互換の PLT (*.plt) を読み込み
プロットの注釈
- テキスト
プロット上にテキストをインタラクティブに設置。システムにインストールされている TrueType フォントはすべて使用可能。LaTeX フォントで複雑な数式とギリシャ文字を使用可能
- ジオメトリ
ポリライン、長方形、円、楕円をインタラクティブに作成。ジオメトリを複製、移動、サイズ変更。(ポイントごとに) ジオメトリをインタラクティブに作成および変更、ファイルから読込み
- 画像
JPEG、BMP、PNG 形式の画像ファイルをプロット内にインポート
エクスポート
- ベクトルおよびラスタプロットファイル
(ベクトルファイル形式) EPS、Windows メタファイル形式。(ラスタファイル形式) PNG、JPEG、BMP、TIFF 形式。画像解像度はスクリーン解像度に非依存で設定
- アニメーション
Flash (SWF)、MPEG-4、WMV、PowerPoint 互換 AVI 形式
インポート
- テキストローダー
タイトル、変数、データ用 ASCII データファイルをスキャン、フィルタをセット、プロセスデータをプレビュー
- 入力時のサブセットデータ
変数、データブロック、データポイントのサブセットを読み込み、プロットを高速化
- カスタムデータリーダー
Tecplot Add-on Developer’s Kit を使用し、独自のファイルフォーマットのデータローダーを作成
- 補助データ
補足情報 (名称と値の組み合わせ) をデータセット、フレーム、ゾーンに添付
- Excel ローダー
.xls 形式 (Windows のみ)
- Excel アドイン
Excel から Tecplot Focus を直接起動
ライン、2D、3D 、極座標プロット
- 時間および日付
すべての軸に時間と日付を表示
- XY プロット
散布図、ラインプロット、棒グラフ、片対数プロット、両対数プロット、エラーバープロット、スプライン、カーブフィットなど。目盛り、シンボル、凡例などの設定。水平軸および垂直軸の複数設定
- メッシュプロット
1D/2D/3D グリッドを表示。メッシュ線分に変数で色指定、陰線消去
- 等高線
等高線の表示、等高線レベル間の塗りつぶし、セル (またはエレメント) の塗りつぶし。複数の等高線変数で、変数間の相互関係を同時に分析/表示
- ベクトル
画面上、3D サーフェス上、ボリューム内の 2D / 3D ベクトルの表示。3D サーフェス接平面の 3D ベクトル成分の表示。長さ、色、ラインタイプ、矢印のスタイルの設定。変数による色付け
- 極座標プロット
極座標ラインプロット (r と θ) を作成。角度は、ラジアン、度または任意の単位で設定。半径は線形表示または対数表示を使用
- エッジ
2D / 3D サーフェスおよびボリュームにデータセグメントのエッジを表示。色とラインタイプを設定。 ユーザ定義の角度に基づいて折り目を描画
- 照明効果
透過性レベルおよび 3D サーフェス上の鏡面ハイライトを設定。照明モデルを均一、パネル張、グローに設定。陰影プロットを作成
- プロットレイヤーの組み合わせ
メッシュ、等高線、ベクトル、散布、境界、陰影、照明、ボリューム属性をさまざまなデータセグメントに割当て