8オートメーション
Automation

Voxler の各種操作は、オートメーションスクリプトによって制御可能です。ウスやキーボードを使って操作で実行できるほとんどの機能はいずれもスクリプトで実行させることができます。スクリプトを使用すれば、繰り返し作業を自動化したり、煩雑な一連の手順をひとつにまとめることができます。また、Voxler に熟練してはじめてのユーザーでも Voxler の機能に手軽にアクセスできるようになるフロントエンドとしての役割を果たすこともできます。Voxler は、オートメーションを通じたサービス内容を公開しているため、オートメーションオブジェクトへのアクセスが可能な任意のプログラミングツールを利用することができます。たとえば、Visual BASIC、Windows Scripting Host、Microsoft Office の各種アプリケーションなども活用できるツールの一部です。

1. Scripter

1. Scripter

Golden Software の Scripter は、スクリプトの開発や実行のために用意されたプログラムです。スクリプトとは、一連の操作が記述されたテキストからなるファイルで、そのスクリプトを実行する際に呼び出されます。具体的な指示内容は、Visual BASIC に似たプログラミング言語で記述します。Scripter には、スクリプトの記述、編集、デバッグを支援する多数の機能が装備されています。言語構文の色分け機能、スクリプトで定義されたプロシージャーのリスト表示、外部オブジェクトで利用できるプロシージャーを調査するためのオブジェクトブラウザ、ビジュアルなダイアログエディター、ブレークポイント、シングルステップ実行 (プロシージャーのステップオーバーとステップアウトオプションを含む)、スクリプトの各種変数をあらわすウォッチウィンドウなどが含まれます。

Scripter プログラムを起動するには、Windows のスタートメニューから選択します。Scripter は Voxler と同じプログラ グループにインストールされています。Scripter を開くには、Windows スタートボタンをクリックして、Golden Software Voxler 3 | Scripter を選択します。もしそこに Scripter がない場合は、Voxler のインストール時に Scripter のインストールがスキップされた可能性があります。インストールプロセスに関する詳しい情報につきましては、Readme.rtf をご覧ください。

Scripter を開いたら、File | Open コマンドを使ってスクリプトファイルを開きます。Open ダイアログで、任意の .BAS ファイルを選択します。Script | Run コマンドをクリックすると、そのスクリプトが実行されます。