25.1 検出力について

検出力 (Power)、すなわち、検定の感度は、ある検定に真の差や効果がある場合、その差や効果が検定によって検出される確率です。検出力が 1 に近づくほど、感度の高い検定になります。伝統的に検出力に要求する値は 0.80 です。これは、信頼水準 1– α で (たとえば、α = 0.05 であれば信頼水準は 95%)、指定した効果を検出する確率が 80% であることを意味します。0.001 未満の検出力は、"P = < 0.001" と表記します。

統計的検定の検出力は以下の条件によって変わります: