19.12 一元配置共分散分析オプションを設定する

ANCOVA オプションでできること:

 

ANCOVA オプションを設定するには:

  1. 検定オプションを変更後、検定を実行する前にお持ちのデータを選択しておきたい場合は、対象となるデータをマウスポインタでドラッグしておきます。

  2. Analysis タブをクリックします。

  3. SigmaStat グループにある Options をクリックします。Options for One Way ANCOVA ダイアログボックスに次の4つのタブが表示されます。
オプション 説明
Assumption Checking データの正規性と等分散性を検定する基準を緩和または厳格にするには、このパラメータを調整します。
Residuals Residuals タブをクリックすると残差オプションが表示されます。
More Results More Results タブをクリックすると、Confidence Intervals (信頼区間)、Leverage (てこ比)、Cooks Distance (クックの距離)、およびその他のオプションが表示されます。
Post Hoc Tests 検定の検出力 (Power) すなわち感度を計算し、多重比較を有効にします。

一元配置共分散分析のオプション

  1. 選択によりオプションを有効または無効にします。SigmaPlot では、セッション間でオプションの内容が保持されます。詳しくは、一元配置共分散分析の結果を解釈する をご覧ください。

  2. 検定を続けるには、Run Test をクリックします。

  3. 現在の設定内容を適用してオプションダイアログボックスを閉じるには OK をクリックします。

 

Options for One Way ANCOVA: Assumption Checking

正規性 (Normality) の前提条件の検定では、母集団が正規分布に従っているかをチェックします。等分散 (Equal Variance) の前提条件の検定では、各群の平均値の周りのばらつきをチェックします。

制限事項:データの分布が極端な状態にあり、これらの手法では検定できない場合があります。たとえば、ルビーンの中央値検定 (Levene Median test) では、分散の大きさが数次の場合は差の検出ができません。このような条件の場合は、前提条件の自動検定に頼らずにデータを視覚的に調べることで容易に見分けることができます。
Note: ANCOVA モデルを Equal slopes モデルと呼ぶこともできます。

 

Options for One Way ANCOVA: Residuals

Note: スチューデント化残差とスチューデント化削除残差は、いずれも、同じ信頼区間を使用して外れ値を判断します。

 

Options for One Way ANCOVA: More Results

 

Options for One Way ANCOVA: Post Hoc Tests

Note: 多重比較が開始されると、Multiple Comparison Options ダイアログボックスが表示され、多重比較の手法を選ぶよう指示されます。