ヒューリンクステクニカルサポート

レッスン5:ワークシート関数を使用する

 

前提条件

このセクションを始める前に、Notebook の Section の作成方法を学んでおくことをおすすめします。

目標

このレッスンを終えると、以下の知識が身につきます:

 

ワークシート関数を使用する

SigmaPlot にはセル内に直接関数を埋め込むことはできませんが、データトランスフォーム言語が用意されており、これを Quick Transform ダイアログボックスで使用することで、素早くデータの変換を行うことができます。

 

Quick Transform ダイアログボックスを開く

Quick Transform の動作を確認するには、以下の手順に従います:

  1. ワークシートまたはノートブックを新規作成します。

  2. Shift+F10 を押して Quick Transforms ダイアログボックスと Functions パレットを開きます。

 

Functions パレットの使用

  1. ワークシートの列1のタイトル領域をクリックします。Quick Transform ダイアログボックスの左辺の編集ボックスに "col(1)" と表示されます。


  2. 方程式右辺の編集ボックスをクリックします。Functions パレットがアクティブになります。

  3. Functions パレットから "gaussian" ボタンをクリックします。
Note:ツールチップには、その関数で使用する引数が表示されます。
  1. クエスチョンマークで表示されている個所を 10000 と入力して置き換えたら、Run をクリックします。


    列1にガウス分布に従うランダムなデータが 10000 ポイント出力されます。

 

セルの統計量の計算

  1. Quick Transform を使用すると、セルの境界を越えて値を計算することもできます。

  2. Quick Transform ダイアログ内に表示されている、New Equation をクリックします。


  3. 方程式左辺の編集ボックスを再度クリックします。

  4. ワークシートの列2を選択します。

  5. 方程式右辺のボックスをクリックします。

  6. Functions パレットの "data" ボタンをクリックします。


  7. クエスチョンマークが表示されている引数の個所に 110 を入力します。


  8. Run をクリックすると、列2の1~10行目に増分1のデータが表示されます。


  9. New Equation をクリックします。

  10. クイックトランスフォーム左辺の編集ボックスを再度クリックします。

  11. 列2の "10" の下のセルをクリックします。すると数式の左辺の編集ボックスに "cell(2,11)" と表示されます。


  12. 方程式右辺の編集ボックスをクリックして、関数に "total" を選択したら、列2の行 1-10 をハイライトします。


  13. Run をクリックすると、選択したセルに、列2の 1-10 行の合計が表示されます。