13. 畳み込みによる自動フィッティング
- AutoFit メニューの AutoFit Peaks III Deconvolution オプション、またはツールバーにある山印とローマ数字 3 のボタン
をクリックします。
データをガウス型応答関数で畳み込んだとき、ピークの幅は狭く振幅が大きくなります。畳み込みは、ピークが隠れていたような局所最大値を見つけてくれます。畳み込んだデータは下側グラフの上部プロットになります。畳み込みは、応答関数の幅に非常に影響し(通常、最小のピーク幅よりさらに狭い)、フーリエノイズフィルタのレベルになります。
ガウス関数の畳み込みは、対象形のピークを持つデータ、とりわけガウス分布に近いデータに効果的です。すなわち、歪みをもつクロマトグラフやローレンツ型の曲線に適しています。

PeakFitは、最初の応答関数の幅の計算とデフォルトのノイズフィルタによって、ベースラインノイズである小さなピークと、目的とする15のピークを発見しています。
- Filter レベルの隣にある AI Expert ボタンをクリックします。わずかな変化ですが、畳み込みデータには重要な変更が加えられます。
- Amp% の値を 8% にして、ベースライン近辺のノイズであるピークを除去します。
11 の局所最大ピークと 4つの隠れたピークは、非常にはっきりと表示されています。