7.4 GI ノートブックのサイズについて

GI ノートブックのサイズは、そのノートブックに含まれるコンテンツによって決まります。バックグラウンドテキストとノートブックオブジェクトの全てがノートブックのサイズに関係します。Gene Inspector では高度なインタラクティブ性を実現するために、解析の再現に関する情報や、解析パラメータに関する情報、シーケンスや解析結果のホットリンクに関する情報といった実に様々な情報が保存されます。大抵の解析では、こうした追加情報によってファイルサイズが大量に消費されることはありません。あるオブジェクトがディスク容量をどの程度占めているかを確認するには、オブジェクトを選択したあと、Notebook > Get Info... を選択します (図 5.9 参照)。

ドットマトリックス解析を実行する場合は、マトリックスの各位置における全ての類似値 (similarity values) を共有するために大量のディスクスペースが必要になります。これは画面に表示する解析出力の情報をフォーマットし直すことができるようにするために必要となるデータです。消費されるディスクスペースが大量にあり、閾値の検証作業が済んでいれば、図 4.23 に関するテキストで説明したように、このデータを削除することができます。この操作により、単なる画像として出力結果がノートブックに残ります。この場合、出力オブジェクトの閾値を変更することはできなくなりますが、解析を再計算することは可能です。