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APIS IQ の構造ツリー画面を使って、システム要素を入力してツリー状に配置します。この構造ツリー自体は、機能的観点からつなげることも、物理的構造的観点からつなげることも、組み立てる順番でつなげることも可能です。ここに示される構造ツリーは、あとから自由に変更できます。構造分析で重要なのは、システム要素の範囲をここで限定し、分かりやすく配置することです。
スコープ分析で決定したシステム要素は以下の8つです。
構造 | システム要素 |
---|---|
自動走行型監視システム | 後輪 |
モーター | |
サーボ | |
制御ボード | |
グレースケールモジュール | |
超音波モジュール | |
カメラモジュール |
APIS IQ を最初に起動すると、「構造エディタ」ウィンドウにシステム要素1,システム要素2,システム要素3という3つのシステム要素がデフォルトで表示されます。新規ボタンをクリックすると、新しい構造ツリーを作成するためのダイアログが表示されます。構造名に「自動走行型監視システム」と入力してOKをクリックします。
入力したテキストに基づいて「ルート」となるシステム要素「自動走行型監視システム」が1つ作成されます。
別のシステム要素を追加するには、「自動走行型監視システム」オブジェクトを選択状態にして、「システム要素」ボタンまたは、右クリックして、「システム要素」を選択します。
システム要素を入力してゆきます。一度に1つのシステム要素を追加することも、複数追加することも可能です。例えば、前輪、後輪、制御ボードという3つのシステム要素を一度に追加してみましょう。以下のように3つのシステム要素を記述したら、リターンキーを押します。
ルートに3つのシステム要素が追加されました。
「制御ボード」の下にシステム要素を追加してみましょう。「制御ボード」を右クリックしてダイアログを表示します。
表示されるダイアログに、今度は、グレースケールモジュール、超音波モジュール、カメラモジュール、モーター、サーボという5つのシステム要素を記述して、リターンキーを押します。
「制御ボード」に5つのシステム要素が追加されました。
このツリー構造は任意の形状に変更することができます。例えば、「モーター」を「後輪」へつなげたい場合は、マウスで「モーター」のみを選択した状態で、ツリー内の「後輪」へドラッグします。カーソルのアイコンが以下のような新規ドキュメント付き矢印に変わったらマウスボタンを離します。
マウスを離すと、以下の確認ダイアログが表示されます。
「はい」をクリックすると、「後輪」に「モーター」が接続されます。
同様に、サーボを前輪に移動してみましょう。
同一階層レベルの順序を変更するには、ツールバーの「上へ」または「下へ」をクリックします。
同じシステムでも様々なツリー表現があり得ます。構造分析で重要なのは、システム要素の範囲をここで限定し、分かりやすく配置することです。
次に、機能ネットに進みます。