![]() |
| サイトマップ | |
|
次に、ウサギの個体数 (hare population) が時間の経過とともにどのように増加するかを検討します。ウサギの個体数はウサギの出生数によって影響を受け、ウサギの出生数は直前のウサギの個体数によって影響を受けます。つまり、Hare population (ウサギの個体数) の値は、それ自身の直前の値から影響を受けることになります。このような状況については、Dynamic() 関数を使用して対応することができます。
Attribute ウィンドウまたは Object ウィンドウのいずれかを使用して、Hare population 変数の Definition フィールドを開きます。Expression ポップアップメニューをクリックして、 expression... を選択します。
既に入力されているテーブル式を削除して、以下の内容に置き換えます:
Dynamic(Hare_zero, self[time-1]+Hare_births[time-1])
Dynamic() 関数は、式として直接入力するか、組み込み関数として (Expression ポップアップメニューから Other... を選択することで) アクセスすることができます。Dynamic() 関数は、Library の見出し Special の中に用意されています。
なお、Dynamic() 関数にはシステム変数 Time が自動的に組み込まれる点に注意してください。Time インデックスを説明するこの章の最初のセクションで、使用する変数を Time でインデックス化したテーブルとして最初に定義しましたが、このステップは必ずしも必要はありません。
Hare population ノードを選択して、Result ボタン ( ) をクリックします。
![]() |
これは単純な指数型増殖曲線です。天敵が無く、食糧が無限にあれば、死なないウサギが急速に増殖していく様子をあらわします。このウサギだらけのシナリオを回避するには、制限因子 (limiting factor) を導入する必要があります。
![]() |
![]() |
![]() |