2.3 オブジェクトウィンドウ間を移動する

影響ダイアグラムで、ある変数 (Buying price) のノードをダブルクリックすると Object ウィンドウが開きます。

その変数に inputsoutputs のいずれかまたは両方が含まれていれば、Object ウィンドウにそのリストが表示されます。

リストにあるインプットまたはアウトプットのいずれかをダブルクリックすると、表示させたい変数の Object ウィンドウを開くことができます。

1. Mortage loan amount というタイトルのアウトプット変数をダブルクリックします。

 

Mortgage loan amount 変数の Object ウィンドウが Analytica に表示されます。

Mortgage loan amount 変数の Object ウィンドウ

 

なお、上の図で、Title Mortgage loan amount が、この変数の識別子 (identifier) である Mortgage とは異なる点に注意してください。タイトルは、ユーザーが普通に把握できるモデルの内容です。これに対して、識別子 (identifier) は、他の変数の定義からこの変数を参照するときの数学的記号として使用します。

Mortgage loan amount 変数の定義 (definition) は、Buying price 変数と Down payment 変数 (負の量) の合計をあらわす式 (expression) になっています。この定義の中で、これら2つの変数は、それぞれの識別子を使って参照されています。

インプット (Inputs) には、定義 (definition) で使用される変数の識別子とタイトルがリストされます。先ほど確認した Buying price もインプットのひとつになっています。Mortgage loan amount のもうひとつの変数は Down payment です。

2. Down payment インプットをダブルクリックします。

 

Object ウィンドウに Down payment 変数の属性が表示されるはずです。

3. 閉じるボタン をクリックすると、ウィンドウが閉じてダイアグラムに戻ります。