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製品概要 新しい機能

Surfer 15 で追加された機能

Surfer 15 では非常にエキサイティングな機能が豊富に追加されています。
新機能の詳細なリストは、Help にも記載されています。プログラムの右上にある?ボタンをクリックすると Help を開くことができます。Help の contents ページから Surfer 15 | Introduction | New Features を選択してください。

  1. 3D ビュー
  2. LiDAR データを取り扱える新しい Point Cloud レイヤー
  3. ベースマップのシンボロジー
  4. ティーセンポリゴンの作成
  5. ドロネー三角形の作成
  6. グリッド⽣成とカラーリーフ作成処理がマルチスレッド化
  7. デフォルト設定の記録
  8. 座標系の改善
  9. インポート

 

1. 3D ビュー

お持ちのデータを 3D 形式に表⽰して探索をはじめましょう!作成したマップから 3D ビューを作成し、サーフェスに沿って移動したり、回転して任意の展望からサーフェスを表⽰したり、⽔位の表⽰や調整をおこなったり、過⾼感 (誇張された⾼度感) を調整したり、上空を浮遊するビデオを作成したり記録することができます。ラスター、イメージ、ベクトルデータをはじめとする 3D 表⽰できるすべての調査データを 3D ビューに表⽰できます。


YouTube: Surfer 3D View

 

2. LiDAR データを取り扱える新しい Point Cloud レイヤー

LiDAR データを Point Cloud レイヤーとして可視化できるようになりました. Point Cloud の作成には、単⼀または複数の LAS または LAZ ファイルを選択できます。複数のポイントフィルタリングオプション (分類、戻り値の型、ソース ID など) を利⽤すれば、必要なポイントだけをインポートすることができます。選択したすべての LAS/LAZ ファイルから取得したデータは、単⼀の Point Cloud レイヤーとしてマージされます。
作成した Point Cloud レイヤーには、以下に⽰すように Properties ウィンドウに独⾃のオプションと、リボンに独⾃のツールページが⽤意されています。

  • ⼀定の条件⼜は矩形やポリゴンによるポイントの絞り込み
  • 選択したポイントのレイヤーからの削除
  • 選択ポイントにレイヤーを切り抜き (crop)
  • 選択したポイント分類の削除
  • 選択したポイント分類の再分類
  • ポイントクラウドにあるポイントからのグリッドを直接作成
  • LAS または LAZ ファイルへの新規エクスポート

新機能の 3D ビューとこの機能を組み合わせれば、パワフルな 3D を可視化できます。

 

3. ベースマップのシンボロジー

Base Map レイヤーにシンボロジー (Symbology) を適⽤して、属性値に基づくカラーやシンボルをオブジェクトに割り当てることができます。この機能を使えば、作成したベースマップの属性フィールドにある値を使⽤して、オブジェクトにカラーコードを付けることができます。特定の描画プロパティにユニークな値を割り当てたり、データの数値範囲に基づいて描画プロパティを割り当てることができます。例えば、Surfer に SHP/DBF を取り込んで、すべてのサンプルロケーションにはシンボルプロパティを割り当て、すべての井⼾ローケーションには別の描画プロパティを割り当てるといった具合です。さらに、これらのプロパティに関連する属性値を表⽰する凡例を ⾃動的に作成することもできます。

用途例:

  • 考古学的発掘調査において各領域の発掘数に基づいてポリゴンのカラーをグラデーションで ⾊分けする
  • 地質年代ごとに塗りつぶしカラーを指定してカスタムの地質図を作成する
  • ⼟壌を種類分けしたポリゴンをタイプ名やサンプルタイプに応じて⾊分けする
  • マップ上にシンボルを表⽰し、そのサイズを汚染量に応じて変化させる
  • 道路をあらわすポリラインを道路の種類に応じて⾊分けする

 

4. ティーセンポリゴンの作成

ある領域内のすべての空間が、他のどの地点よりもその領域に関連するポイントオブジェクトに近くなるような領域を⾃動的に作成できます。ティーセンポリゴン (Thiessen polygons) は、近接分析 (proximity analysis) や影響範囲の算出に使⽤されるものです。データポイントをベースレイヤとして読み込んでポイントを選択して、Features | New Features | Thiessen Polygons コマンドを使⽤すると、データポイントと同じレイヤーまたは新規レイヤーにティーセンポリゴンを作成できます。ポリゴンが作成できたら、シンボロジーを使⽤して属性値をに基づくカラーコードでそれぞれ⾊分けできます。

 

5. ドロネー三角形の作成

どの三角形の中にもデータポイントがないようにデータポイント間に三角形のポリゴンを⾃動的に作成します。データポイントをベースレイヤーとして読み込んでポイントを選択して、Features | New Features | Triangulation コマンドを使⽤すると、データポイントと同じレイヤーまたは新規レイヤーにドロネー三角形ポリゴンを作成できます。

 

6. グリッド⽣成とカラーリーフ作成処理がマルチスレッド化

重たい作業をコンピューターにさせましょう。

  • グリッド作成がマルチスレッドに対応し、お使いのコンピュータのメモリを最⼤限活⽤できるようになりました。データはほとんどの⼿法で最⼤5倍⾼速にグリッド化されます。

 

7. デフォルト設定が記録

  • エクスポートするファイルフォーマットが記録されるようになりました。もし、エクスポートするファイルがいつも JPG であれば、デフォルトのエクスポートフォーマットは、別のフォーマットに変更しないかぎり JPG のままになります。
  • ステータスバーのボックスサイズが記録されるようになりました。全ての座標情報を確認するのにステータスバーの分割線を何度も変更しなおす必要はありません。⼀度設定した情報は変更を加えない限り Surfer に記録されます。

 

8. 座標系の改善

新しい座標系 ETRS89 / ETRS-UTM zone 26N-39N が追加されました。

 

9. インポート

  • ベクトル形式の PDF
  • MapInfo TAB/MAP ベクトルフォーマット
  • DGN (v7)
  • GeoJSON
  • S-57
  • IDRISI VCT バイナリベクトルフォーマット
  • TIGER/LINE