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Tecplot RS 2015 Release 2 の新しい機能

What’s New in Tecplot RS 2015 RS Release 2

KSum/KAvg 演算の重み付けオプション

KSum および KAvg 演算子に、重み付け変数を含むオプションが追加されました。この新機能は、KSum/KAvg Options ダイアログからアクセスします。ユーザーが重み変数を選択し、KSum 演算子をアクティブにすると、重み付け変数は選択したグリッド変数で乗算され、結果はセルの列ごとに合計されます。結果は油層グリッドに表示されます。

KSum/KAvg Options ダイアログ

KAvg がアクティブになると、新しい演算子はセルの列ごとに加重平均を計算し、結果を油層グリッドに表示します。新しい加重平均演算子は、Arithmetic (算術平均) 、Geometric (幾何平均) 、およびHarmonic (調和平均) に使用可能です。

 

多変数の Quick XY プロット

多変数の Quick XYプロット

グリッド変数の Quick XYプロットは、表示されているプロットタイプに従い、複数の変数のラインを含むように強化されました。

  • 多変数のグリッドプロット –Multi-Frame オプションを起動し、フレームごとのグリッド変数を選択すると、複数のグリッド変数が同時に表示されます。ユーザーがセルをクリックすると、新しい Quick XY プロットは該当セルの表示変数ごとの時間履歴を表示します。

  • 二重空隙ケース – マトリックスおよびフラクチャー・グリッド・ソリューションが一緒に表示されている場合、Quick XY プロットは表示されたグリッド変数のマトリックスとフラクチャーデータの両方の時間履歴を表示します。ユーザーが各セルをクリックすると、プロットが更新されます。

  • 複数グリッドケースの比較 – 複数のグリッドケースを比較するときに、セルをクリックすると、Quick XY プロットにグリッドソリューションごとに選択された変数の時間履歴が表示されます。これによって、ユーザーはグリッドソリューションの差異を比較することができます。

  • 時間表示 – 垂直線を移動すると、グリッド変数の Quick XY プロットに現在のグリッドソリューション時間を表示します。

 

ラインスタイルのマルチエディット

新しいマルチエディット機能は、Plot Options ダイアログの XY Lines ページで提供されます。ユーザーは複数のラインスタイルの要素を選択し、複数の変数と複数のスタイルセットへの変更を同時に適用することができます。これによって、XY プロットタイプで使用される標準的なラインスタイルの設定が大幅に簡素化されます。

Plot Options ダイアログから開いた Multi-Edit XY Line Styles ダイアログ

 

Probe 用ユーザー選択変数

この新機能によって、グリッドソリューションを精査するときに、Probe ダイアログで常に更新されるグリッド変数を選択することができます。新機能の Probe Variables ダイアログには Data メニューからアクセスします。グリッドプロットに表示されている変数に関係なく、選択した変数の値が更新されます。

 

マルチプロット・フレームコントロール

複数プロットを表示するとき、Multi-Frame Options ダイアログで 2つの新しいコントロールを利用できます。1つ目のセットを使えば、プロットフレームの間隔をコントロールできます。2つ目のセットは Quick プロットをページの右側または一番下に配置するもので、そのサイズを調整することができます。

Multi-Frame Options ダイアログ

 

Plot Gallery の改善

Plot Gallery で、XY プロットの表示と範囲を記録するようになりました。Plot Gallery に保存する前に、プロットの範囲をズームインした場合、ズーム設定が保たれます。