Tecplot RS 2013 で追加された機能
Inside Views に、選択したセルの面で構成される断層面を識別および表示する機能が備わりました。3 つの異なる方法で断層を定義することができ、ユーザーは 3D グリッドプロット内で表示用リストから選択することができます。
3 つの異なる方法のいずれかを使用して、断層面を表示
グリッドのストリームラインとK層で表示した2 つの断層がある単純な油層モデル
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- 名前付きの断層。断層の定義はファイルから読み取られ、特定の名前を割り当てられます。名前付きの断層は、Eclipse、Intersect、CHEARS、Sensor、VDB 形式に対応しています。
- ユーザー指定の制約。例えば伝達性等などの選択したグリッドプロパティに基づいて制約のセットを対話的に指定し、断層に属するセルの面を識別することができます。
- 非隣接接続 (NNCs)。これらの断層は、データファイル内の NNCs によって定義されます。
断層面は選択したグリッドプロパティによって色付けされます。Faults ディスプレイの ’persist’ (持続) オプションで、断層をグリッドレイヤーやストリームラインのような別の Inside Views でも表示することができます。
ローカルグリッド改良 (LGR) を選択して表示
- Inside Views および Value Banking は、グリッドモデルの内部を表示および探索する方法です。新しい Inside Views では、表示したいサブグリッドを選択することができます。多くのローカルグリッド改良 (LGRs) を持つ油層モデルに対して、この機能で特定の LGRs のセットに焦点を合わせることができます。
Streamlines が Inside View に移動
- ストリームラインの表示コントロールが、3D グリッドプロットのサイドバーにある Inside Views セクションに移動しました。ストリームラインセットのタイムセレクターが、グリッドタイムコントロールに置き換えられたことにより、ストリームラインは時間を持つグリッド変数の変更に同期できるようになりました。また、ストリームラインをアニメ化し、ムービーファイルを作成することも可能になりました。Streamlines ディスプレイの ’persist’ (持続) オプションで、ストリームラインを任意のスライスや断層といった別の Inside Views でも表示することができます。
Non-neighbor Connections が Inside Views に移動
- 非隣接接続 (NNCs) の表示コントロールが、3D グリッドプロットのサイドバーの Inside Views セクションに移動しました。2D グリッドプロットの場合は、旧バージョンと同じです。この機能は、NNCs に基づいて Faults ディスプレイから独立して、指定した面の伝達性などの NMC プロパティを表示することができます。NNC ディスプレイの ’persist’ (持続) オプションで、スライスやストリームラインといった別の Inside Views でも断層を表示することができます。
その他の機能強化
- プロジェクトファイル名を RS ウィンドウのタイトルバーに表示
- グリッドと XY 方程式は他のプロジェクトファイルからインポート可
- FrontSim フォーマットに基づいたストリームラインファイルが VDB グリッドソリューションでロード可
- 3Dビュープリセットを追加
- Intersect の .obsh 履歴ファイルを Tecplot RS にドラッグアンドドロップ
- 既知のバグを多数修正して使いやすさを強化