4.6 Calculate メニュー
Calculate メニュー
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使用できるコマンドは、現在行っている計算の段階によります。設定したパラメータ値でのシミュレーションが完了しているならば、どのコマンドも使用できません。パラメータを変更したり、新しい結晶構造ファイルを読み込んだ場合は、行うべき計算のコマンドのみがアクティブ状態になります。
Full Calculation
- マルチスライス計算の途中でパラメータを変更した場合、変更したポイントから最後までの計算をやり直します。
Projected Potential
Exit Wavefunctions(s)
Image(s) (normal calculation)
- 部分的コヒーレンス包絡関数とレンズのコントラスト伝達関数を用いて、電子顕微鏡像を計算します。
Image-Plane Wavefunctions(s)
- 電子顕微鏡像の投影面おける波動関数を計算します。これは、ホログラフィを使って作ったものに相当します。
Image(s) (incoherent summation)...
- 方向とエネルギの異なる電子のよって作られた非コヒーレントな像を合成します。
Image(s) (frozen phonons)...
- デバイワラー因子によるランダムな変位がある原子を使って計算された像を合成します。
Weak Phase Object Images
- 理想的なシェルツァーレンズと、弱位相物体近似が有効なときに作られる像を計算するモジュールです。WPO (弱位相物体) は他の項目を参照して下さい。
Ring Pattern...
- 入射電子線の円錐内で、それぞれの傾斜角に強度を追加してリングパターンを計算します。
Kinematical SAD Pattern...
- 入射電子線の円錐内で、それぞれの傾斜角に強度を追加して運動学的 SAD (制限視野回析) パターンを計算します。
Integrated Diffraction Pattern
- 入射電子線の円錐内で、それぞれの傾斜角に強度を追加して回析パターンを計算します。
Kinematical CBED Pattern...
- ブロッホ波の近似を用いて、入力したパラメータ条件における運動学的 CBED (収束電子回析) パターンを計算します。
CBED Pattern...
- ブロッホ波の近似を用いて、入力したパラメータ条件における CBED (収束電子回析) パターンを計算します。
回析パターンの x 軸は、x 軸方向を指す矢印がある選択ボックス (緑色のハンドラ付き) を回析スポット上にドラッグして設定します。回析パターンは、選択されたスポットがx軸方向を向くように回転します。表示されるパターンは、赤の選択ボックスの範囲内の像となります。スポットのサイズ (収束角) は、中央の円のサイズを変更して設定できます。
STEM Image...
- 電子プローブの各位置におけるマルチスライスシミュレーションの結果を用いて、入力したパラメータの STEM (走査形透過電子顕微鏡) 画像を計算します。各位置の画像強度は、検出器内に取り込まれた電子線の統合強度です。