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更新日: 14/05/13

生存分析・Kaplan-Meier 法の操作方法

SYSTAT 13 の例題「Melnmadm」データを利用します。 このデータの内容は次のとおりです。

サンプルデータ:

MELANMDM:Wilkinson and Engelman (1996)。黒色腫 69人の患者データ。

変数 内容 タイプ
TIME 患者の生存日数  Numeric (連続変数)
CENSOR 打ち切り変数   Numeric (連続変数)
WEIGHT 重み付け変数 Numeric (連続変数)
ULCER 潰瘍の有無 Numeric (連続変数)
DEPTH 潰瘍の深さ Numeric (連続変数)
NODES 転移したリンパ節の数 Numeric (連続変数)
SEX$ 患者の性別 String (名義変数)
SEX 解析用にコード化した層化変数 Numeric (連続変数)

データの読み込み

解析の実行

SYSTAT で生存分析をするために必要な情報は、Time (時間)、Censor Status (打ち切り変数)、Strata (層別変数) です。(TIMECENSORSEX$ です。)

ここでは、性別間による生存予後について検討します。充分なデータ数がないためノンパラメトリックの Kaplan-Meier 法を採用し、累積生存率を計算させ生存曲線を表示します。性別間の有意差検定は、Mantel-Cox、Breslow-Gehan-Willcoxon、Tarone-Ware の計算結果で確認します。

解析結果

Survival Plot として横軸が時間、縦軸に生存率示す生存率曲線が表示されます。

有意差検定の結果は次のように表示されます。

Log rank 検定による危険率 (p-Value) は、

となり、有意水準を 0.05 とした場合、性別での生存期間に有意差は認められないことがわかります。

アウトプットペインの全内容

 

作成されたグラフは、Word や PowerPoint 等に簡単に貼り付けることができます。

SYSTAT のグラフを PowerPoint に貼り付けた例
SYSTAT のグラフを Word に貼り付けた例

出力されたデータはコピー&ペーストするだけで Excel に貼り付けることができます。

SYSTAT のテーブルを Excel に貼り付けた例

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