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Posted by Jennifer Woodson on July 22, 2015
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これから数週間にわたって(ヒューリンクス注:一連のブログのため)、Surfer 13 の新機能の一部をご紹介いたします。最初にご説明する新機能は、経緯度線 (graticules) の追加です。
経緯度線は、地球の緯度線と経度線を表す線のネットワークです。経緯度線は線、または緯度と経度を表し、マップ・グリッドはメートルやフィートなどの他の単位で線を表します。マップを選択し、Map | Add | Graticule コマンドをクリックすると、経緯度線またはマップ・グリッドがマップに追加されます。経緯度線およびマップ・グリッドは、ご使用になるマップにより多くのコンテキストを追加する素晴らしい方法です。データの単位 (フィート、メートル等)で軸を表示し、経緯度線を追加して緯度と経度の値を表示することもできます。クライアントが複数の単位で表示されたマップを必要としている?それならば UTM メートルでマップを投影して、グリッドをフィートで表示しましょう。
この機能のデモ用に、MAGNA-SIRGAS 座標系で投影されているコロンビアの地図を作成しました。単位にはメートルを使用しています。グリッド線の交点をメートルで表すためにマップ・グリッドとして経緯度線を追加し、緯度と経度の線を表示するために 2つ目の経緯度線を追加しました。下の画像は、経緯度線を追加する前のマップです。
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それぞれの経緯度線を追加するため、Object Manager の Map オブジェクトを選択し、Map | Add | Graticule コマンドをクリックします。次に、Graticule を (一度に 1つずつ) 選択し、Property Manager で変更を行います。経緯度線で利用できる特性をいくつか見てみましょう!
Property Manager の Layer ページと Info ページは、他のオブジェクトの場合の Layer ページと Info ページと同じです。Layer ページではレイヤーの不透明度を変更し、Info ページでは属性を編集することができます。Property Manager の General ページには、経緯度線で使用する単位を指定するオプションがあります。Units リストの選択肢は、マップのターゲット座標系によって変わります。マップを投影した場合に使用可能な単位には Degrees (Lat/Long) (緯度/経度の度) 、Millimeters (ミリメートル) 、Centimeters (センチメートル) 、Meters (メートル) 、Kilometers (キロメートル) 、Inches (インチ) 、Feet (フィート) 、Survey Feet (測量フィート) 、Yards (ヤード) 、Miles (マイル) があります。マップが既知の単位を使用している場合は、上記の長さ単位が使用できます。マップに測量基準点がある場合は、Degrees (Lat/Long) と Unknown map units が使用できます。マップが参照されていない場合は、Unknown map units のみ使用できます。Style では、マップ全体に渡って線を表示するかどうか、または線が交差する箇所に十字を表示するかどうかを指定します。Line properties セクションでは、線や十字のプロパティを設定します。General ページの 2つのセクションでは、X 方向および Y 方向の経緯度線の線間隔を設定できます。経緯度線は、指定した Origin から描画され、指定した Spacing の値によって、両側に等間隔で配置されます。以下は、Graticule< em=""> オブジェクトの Property Manager の General ページの例です。
Property Manager の Labels ページには、経緯度線ラベルのオプションとラベルのフォーマットが表示されます。Longitude Labels (経度のラベル) および Latitude Labels (緯度のラベル) には別に、Location (場所) 、Orientation (方向) 、Placement (配置) 、Frequency (度数) 、Offset (オフセット) 、Show ticks (目盛りの表示) 、Tick length (目盛りの長さ) などのプロパティを設定できます。General セクションのプロパティは、経緯度線の全てのラベル/目盛りに適用されます。 ラベルは、経緯度線の両端またはどちらかの端に配置する、またはマップから省略することもできます。ラベルの Orientation では、水平、垂直、ラインに平行、またはラインに垂直 (Normal to line) にラベルを表示するかどうかを指定します。Placement オプションを使うと、マップの枠の内または外にラベルを配置できます。Frequency プロパティは、入力された値に応じて、ラベルをすべての行、1行おき、2行おき等に配置するかどうかを Surfer に指示します。(Property Manager の General ページで指定した) 基準線には常にラベルが付き、Frequency 値は基準線からカウントを開始します。Offset プロパティは、目盛りまたはマップフレームからのラベルの距離を制御します。Placement が Outside に設定されている場合は、Offset が増加するにつれて、マップの外にラベルが移動します。Placement が Inside に設定されている場合は、Offset が増加するにつれて、マップの中にラベルが移動します。Show ticks を切り替えると、目盛りの表示のオン/オフが切り替えられ、新しい値を入力すると Tick length を調整することができます。 General セクションのプロパティは、Surfer では目新しいものではありません。他のラベルと線のプロパティを設定したことがある人には以前と同じと思われるかもしれません。しかし、新しいラベルの Type: DMS (Lat/long) にご注目ください。これによって、緯度と経度の値の表示を制御できるようになりました。ラベルが 10進数の度、または Degrees (度) 、Minutes (分) 、Seconds (秒) の形式で表示されています。Label Format の横には、指定した DMS フォーマットの例が表示されています。Use symbols ボックスにチェックを入れると、degrees(°)、minutes(')、seconds(") 記号を表示します。Embed space ボックスにチェックを入れると、記号の間および半球の添え字の前にスペースを追加します。さらに、Suppress leading zeros ボックスと Suppress trailing zeros ボックスを切り替えて、表示をカスタマイズすることができます。 下図は、経緯度線を追加した後のコロンビアの地図です。灰色の十字はメートル単位のマップ・グリッドとして経緯度線を表し、青い線は度、分、秒フォーマットのラベルのついた緯度と経度の線を表しています。 経緯度線についての詳細は、Surfer 13 ヘルプを参照してください。ヘルプにアクセスするには、Help | Contents コマンドをクリックしてください。ヘルプの Contents タブをクリックし、Surfer 13 | Map Objects | Graticule | Graticule に移動してください。