Strater サポート情報
更新日: 14/04/14

3.4 スキームの編集

スキーム (Scheme) は、Strater では非常に重要な役割を果たしています。スキームを使って、プロットの詳細な設定たとえばライン、塗りつぶし、シンボルのプロパティなどを、テーブルの設定を使ってコントロールすることができます。スキームは各種ログ、断面など、様々なプロパティの設定に利用することができます。これにより、作業効率を上げることが可能です。

スキームは全部のログに使用できるわけではありませんが、ゾーンバーログには使用できます。岩石、パーセント、井戸構造ログを描く場合、スキームが必要です。バー、階層ポスト、ポスト、ゾーンバーログの場合は、どちらでも可能です。スキームのプロパティは、Draw | Scheme Editor コマンドまたは ボタンをクリックして編集することができます。

ゾーンバーログでは、塗りつぶし色やパターンなど区間のプロパティとデータテーブルをリンクさせるために、scheme というキーワードを使用します。Strater は自動的に、ランダムな色でログを塗りつぶすためのデフォルトスキームを作成します。ゾーンバーログでのスキームの編集は、以下のように行います。

  1. ボタンをクリックして Scheme Editor を開きます。

  2. Scheme Editor の左側エリアで、Lithology: Lithology Keyword の頭に付いているボタンをクリックして下さい。スキーム名の下に 5つのアイテムが表示されます。
    スキームのすべてのアイテムを表示します。
    アイテム毎にプロパティを選択できます。

  3. Jasperoid をクリックして下さい。このアイテムのプロパティが、Scheme Editor の右側エリアに表示されます。Fill Properties を使って塗りつぶしのパターンと色を変更します。たとえば、Pattern の右のボックスをクリックして、BIF 画像を選択します。

  4. Granite をクリックして、塗りつぶしを変更します。たとえば、Foreground の隣のボックスをクリックして、色をダークグリーンに変更します。また Pattern の隣のボックスで、べた塗りを菱形の塗りつぶしパターンに変更します。

  5. 残りのアイテムも同様にして、変更して下さい。

  6. OK ボタンをクリックして Scheme Editor を終了します。変更したスキームが、ゾーンバーログに適用されます。
スキームの中の各アイテムの塗りつぶしのプロパティを変更しました。

 

注意:スキームで使用するアイテム名は、大文字と小文字の区別があります。テーブルのセルを「Granite」から「granite」に変更すると、スキームの設定は適用されません。