22.3 主成分分析のデータを配置する

主成分分析 (PCA) データは、各観測データに m 個の相関変数がある多変量の標本で、観測数 n の集合で構成されます。各変数はワークシートの列として、各観測データはワークシートの行としてあらわされます。

主成分データを配置したワークシートの例

 

主たる分析を行う前に、標本の分析に共分散行列 (covariance matrix) を選択したか、標本の相関行列 (correlation matrix) を選択したかに応じて生データの前処理が SigmaPlot により行われます。この設定は、Options for Principal Components Analysis ダイアログボックスの Criterion タブで行います。

共分散分析を選択していれば、各変数の列データはその平均値について中心化されます。相関行列を選択してれば、各変数の列データは標本の単位あたりの分散になるよう基準化 (standardized) されます。この分析で生成される主成分の変数は、前処理されたこれらの変数を元に生成されます。この研究のオリジナル変数の参照は、いずれも前処理後のデータに対してなされます。