11.2.4 dpi について

dpi (dots per inch) は、プリンター用語のひとつで、誤解されることがよくあります。図形の作成で使用されるピクセル数は dpi によって決まります。より正確な用語で言えば resolution (解像度) です。これを縮めると、ラスター図の最終的な dpi が増加します。より狭いスペースに多くのピクセルが作成されることになるので dpi が増加することになる訳です。

印刷される図表では、殆どの場合、グレースケールなら 600 dpi 以上、カラーなら 300 dpi 以上は必要ありません。1200 dpi はハーフトーンのない、白黒の図にのみ適しています。1200 dpi の図表を作成する必要がある場合、プリンターに合わせるための若干の後処理が必要になります。これは、TIFF ファイルを使用しなければならない場合に Photoshop をお持ちなら有効です。