11.2.2 図表提出のためのファイルを作成する
出版用のファイルを作成する手順は、出版社ごとに異なります。詳しくは「図表提出の要件」をご覧ください。
エクスポートする図表を用意する場合、先ず以下を決定してください。
- テキストのサイズを含む、図表の最終サイズ (通常はインチまたはミリメータ)
- ラインの太さ
- 仕様に合った書体 (EPS-Encapsulated Postscript ファイルでは特に重要)
- 最終的な dpi (ドット/インチ解像度) (必要な場合)
出版用のファイルを作成するには:
- 図表の最終サイズ、文字列の高さ、ラインの太さ、および、色つき、グレースケール、白黒にするかを決定します。
- 使用可能なファイル形式を確認して、最も適した形式を選択します。形式は以下の順で選択することをお勧めします。
- SigmaPlot
- EPS
- TIFF
- 印刷されたハードコピー (コンピュータのファイルではありませんが、出版物によっては未だにこの形式が好まれることがあります)
これらの形式はグラフが色付きかそうでないかは関係ありません。
SigmaPlot ファイルをそのまま受け付ける出版社もあります。ほとんどの場合、EPS、TIFF またはその両方が認められています。
- 現在の図表のサイズを使用して、どのくらい縮小拡大されるかを決定してください。例えば、幅が 5インチのグラフであるが、図表は 3.25 インチの幅で印刷した場合、グラフは 3.25/5 または .65 の倍数で拡大縮小されます。
- SigmaPlot の各グラフに応じて、テキストラベルおよびラインの幅を拡大してください。
例えば、グラフを元サイズの .65 に縮小し、テキストの高さを 10pt にする場合、ラベルを少なくとも 15.5pt に拡大してください。
代わりに、グラフ自体を最終的な出版物のサイズに縮小することもできます。
- 書体、ラベリングなど、出版社の要件に合うように変更します。
- グラフをフォーマットしたら、選択したファイルを生成します。エクスポートして自動的に図が切り取られる前に、図を (クリックして) 選択したか確認してください。
EPS ファイルを生成している場合は、dpi に注意する必要はありません。
TIFF 形式を使用しなければならない場合は、CMYK を圧縮した TIFF 形式を使用しているか確認してください。圧縮されていない TIFF ファイルは容量が大きすぎて扱いにくくなります。また、dpi の計算も必要です。
例えば、最終的に 600 dpi で印刷されるファイルを作成しており、割合を .65 で縮小する場合、dpi は 600 で指定せず、390 (600*.65) で指定してください。このファイルを最終的な印刷サイズに縮小すると、dpi も 600 になります。