1.1 Data Entry Wizard にデータを入力する
Enzyme Kinetics data (酵素反応速度データ) を分析するには、まず Data Entry Wizard を使用してデータを入力します。
※ 注意: Enzyme Kinetics Module (酵素反応速度分析モジュール) では Data Entry Wizard を使用してフォーマットされたデータのみ認識されます。 |
- Toolbox タブを指定し、Add Ins の分類から Enzyme Kinetics Wizard をクリックします。

Data Entry Wizard が表示されます。
Data Entry Wizard の最初の画面で Number of Substrates (基質数)、Type of Study (研究タイプ)、Data Entry Method (データの入力方法) を選択します。

- 次の内容を指定して Study Format を定義します。
- Number of Substrates
ドロップダウンリストから、研究で使用する基質の数を選択します。None (基質の種類に違いがない場合)、1、2 のどれかを選択します。ここで選択する番号によって Types of Study ドロップダウンリストで表示される実験のタイプが変化します。
- Type of Study
研究タイプを選択します。ここで選択する研究タイプによって次のパネルで使用できる variable labels (変数ラベル) の種類が決まります。
- Maximum Number of Velocity Replicates
実験で得られる速度データの反復数を選択または入力します。最大 64 まで入力できます。
- Data Entry Method (データの入力方法) を選択します。通常は Manual Data Entry (手動入力) を選択しますが、Enzyme Kinetics Module の各種解析がどのように動作するか確認したい場合は Sample Data を選択してください。
- Next をクリックします。
次のパネルが表示されたら、Data Units (データ単位) を選択します。
以下は Type of Study (研究タイプ) に Single Substrate-Single Inhibitor (単一基質-単一阻害剤) を選択した場合の Data Entry Wizard パネルです。このパネルで表示されるオプションは、前のパネルで選択した Type of Study によって決まります。

- Variable Labels 項目内のテキストボックスおよびドロップダウンリストを使用して、独立変数と従属変数の名前と単位を定義します。Dependent Variable は、前のパネルで設定したパラメータに従ってデフォルトで設定されます。
※ 注意: Independent Variable 1 と Independent Variable 2 は、2つの独立変数からなる研究データのみで使用できます。 |
変数のどれかにトランスフォーム (数学的変換) を適用するには、Adjust Data で変数を選択し、変換式を入力します。 |
- Next をクリックします。
次のパネルではデータを入力する画面が表示されます。
このワークシートでは独立変数に [Substrate] または [Inhibitor] を選択することができます。

データを入力したり、ほかのアプリケーションからコピー&ペーストしたりすることができます。詳細については「Data Entry Wizard にコピー&ペーストする」を参照してください。実験用機器からデータをインポートすることも可能です。詳細については「Data Entry Wizard にデータをインポートする」を参照してください。
- Next をクリックします。このようにして各系列 (series) に対してデータの入力を続けてください。
- 終了するには Finish をクリックします。これで Enzyme Kinetics Analysis (酵素反応速度分析) を開始することができます。詳細については「Enzyme Kinetics Analysis を実行する」を参照してください。