更新日: 17/06/21

SigmaPlot 13 同時使用ユーザー (SIMUS) ライセンス のインストール手順

SigmaPlot 13 同時使用ユーザー (SIMUS) ライセンスをご購入された方は、同時に使用できるクライアント数が指定されています。これらを管理するためにライセンスサーバーに Sentinel® 社のライセンスマネージャをインストールする必要があります。ライセンスマネージャのインストール作業は、SigmaPlot のクライアントをインストールして実行するよりも前に済ませておく必要があります。

ライセンスサーバーのセットアップ

  1. Sentinel License Manager for SigmaPlot をインストールする
  2. License Manager をセットアップしたマシンの c2v ファイルを生成する
  3. License Manager の起動と SigmaPlot ライセンスの追加

クライアントのインストール

  1. 個々のクライアントコンピュータへのインストール
  2. クライアントコンピュータの設定

その他

  1. ネットワークライセンスを別のマシンに移動する

 

1. Sentinel License Manager for SigmaPlot をインストールする

ライセンスサーバーに Sentinel License Manager をセットアップするには、コマンドラインから管理者権限で haspdinst.exe を実行する必要があります。Haspdinst.exe は、SigmaPlot 13 をインストールしたプログラムディレクトリの中、もしくは、下記 License_Manager.ZIP を展開した License Manager フォルダにあります。

ライセンスマネージャをインストールする場合は haspdinst/i 、削除する場合は haspdinst/r を使用します。

実行例:

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
    C:\Windows\system32>_

  2. カレントディレクトリを SigmaPlot をインストールしたディレクトリ、または、 License Manager フォルダに変更します。

    SigmaPlot を c:\Program Files\SigmaPlot\SPW13\ にインストールしている場合
    C:\Windows\system32>cd \program files\sigmaplot\spw13\

    License_Manager.ZIP を展開した License Manager フォルダが F: の場合
    C:\Windows\system32>f:
    F:\>
    F:\>cd license manager

  3. コマンド haspdinst/i を実行します。
    C:\Program Files\SigmaPlot\SPW13>haspdinst/i

  4. インストールが開始します。作業が完了するまでしばらく待ちます。


  5. インストールが完了したら以下のダイアログが表示されます。


  6. OK をクリックして、コマンドプロンプトを終了します。

  7. ウェブブラウザを開いて、http://localhost:1947 と入力し、License Manager が起動するかどうかを確かめてください。
注意:ライセンスマネージャを削除する場合は事前に、Moving a network license to another machine に記載されている手順に従って、アンインストールする前にネットワークライセンスを移動させてください。

Windows XP, 7, および server 2008 で管理者としてコマンドプロンプトを起動するには、

  1. 「スタート」ボタンをクリックして「すべてのプログラム」をクリックしたら、「アクセサリ」をクリックします。
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックして、「別のユーザーとして実行 (Run as…)」をクリックします (Windows XP)。
    「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行 (Run as administrator)」をクリックします (Windows 7 および Windows server 2008)。
  3. 「ユーザーアカウント制御 (User Account Control)」ダイアログボックスが表示されたら、表示されたアクションがこれから行う内容であることを確認して、「続行 (Continue)」をクリックします。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動するには (もうひとつの方法)

  1. 「スタート」ボタンをクリックします (Windows 7 および Windows server 2008)。
    「検索の開始 (Start Search)」ボックスに (Windows 7 および Windows server 2008)
    (または、Windows 8 および Windows server 2012 の場合は「スタート」メニューから「アプリ (Apps)」を選択)
  2. cmd と入力したら、キーボードで CTRL+SHIFT+ENTER を押します。
  3. 「ユーザーアカウント制御 (User Account Control)」ダイアログボックスが表示されたら、表示されたアクションがこれから行う内容であることを確認して、「続行 (Continue)」をクリックします。

 

2. License Manager をセットアップしたマシンの c2v ファイルを生成する

SigmaPlot の同時使用 (SIMUS) ライセンスでは、ライセンスサーバーに対してライセンスファイルが発行されます (個々のクライアントはこのライセンスサーバーに管理されるためライセンスファイルは必要ありません)。ライセンスファイルを入手するには、License Manager をセットアップしたマシン固有の情報の収集が必要となります。マシン情報の収集には、以下の手順で RUS ユーティリティを使って c2v ファイルを作成します。c2v ファイルが生成されたら、それを弊社ユーザー登録フォームにてお送りください。

RUS.exe を使って c2v ファイルを生成する:

  1. SigmaPlot 13 がインストールされているディレクトリ (通常は C:\Program Files\SigmaPlot\SPW13\) もしくは、下記 License_Manager.ZIP を展開した License Manager フォルダにあります。
    このプログラムをマウスを右クリックして「管理者として実行」 で直接起動します。


  2. RUS ユーティリティの Collect Status Information タブで Installation of new protection key ラジオボタンを選択したら、 Collect Information ボタンをクリックします。


  3. 適当な名前をつけて保存すると、 拡張子 *.c2v の付いたファイルが生成されます。

SigmaPlot ユーザー登録とライセンスファイルの申請

  1. インターネットブラウザ(Microsoft Internet Explorer等)を利用して、下記弊社サイトよりライセンス申請を行ってください。
    Systat社製品ライセンスファイル申請フォーム

    その際に、先ほど生成した c2v ファイルを添付してください。

    「ライセンスファイル」は、弊社より SYSTAT 社へリクエストいたします。お客様の「ライセンスファイル」が発行されたらご登録いただいた電子メール宛てにライセンスファイルを添付してお送りします。

 

3. License Manager の起動と SigmaPlot ライセンスの追加

License Manager を起動するには、ウェブブラウザを開いて、http://localhost:1947 と入力します。License Manager Service 用のユーザーインターフェースが起動します。

SigmaPlot のライセンスを追加するには、Update/Attach ページに進み、“Browse” ボタンをクリックします。ライセンスファイルをおいてある場所に進んで「開く」を選択します。その後、Apply File ボタンをクリックすると、ライセンスが追加されます。

ライセンスが正常に追加されると、表示されるライセンスキーの ID をクリックすることでそのライセンスに備わっている内容 (Features) 、すなわち、同時に利用できるマシンの台数などの情報を確認することができます。

 

4. 個々のクライアントコンピュータへのインストール

SigmaPlot のクライアントをクライアントコンピュータにインストールするには、SigmaPlot の インストーラを実行します。

 

 

5. クライアントコンピュータの設定

通常は、SigmaPlot ネットワーククライアントのプログラムを起動すると同時にライセンスマネージャが自動的に検出されます。

クライアントマシンの License Information に、ライセンスマネージャを正常に検出すると License Type が Network と表示されます。

 

 

お使いのクライアントコンピュータにライセンスマネージャのネットワーク上の位置を特定できない何らかの障害がある場合、または、お使いのネットワークの規模が大きい場合は、ライセンスマネージャーをローカルにインストールして使うことができます。ローカルのライセンスマネージャを起動するには、ウェブブラウザに http://localhost:1947 と入力します。これにより、そのネットワークで利用可能なすべてのライセンスを確認することができます。

 

 

6. ネットワークライセンスを別のマシンに移動する

ネットワークライセンスの移動先とするマシンに “haspdinst.exe” と “Rus.exe” をコピーします。これらのファイルは、SigmaPlot 13 をインストールした Program files のディレクトリにあります。ネットワークライセンスの移動先となるマシンにこのライセンスマネージャをインストールします。ライセンスマネージャーのサービスは、送り側 (source) と受け取り側 (target) の両方のマシンにインストールしておく必要があります。

次に、受け取り側のマシン上で RUS.exe を管理者権限で実行し、Transfer License タブを選択します。

Save recipient information to’ フィールドにファイル名とパスを入力して、Collect and Save Information ボタンをクリックします。これにより、受け取り側のマシンの *.id ファイルが生成されます。このファイルは、これから移動しようとするネットワークライセンスを受け取る際に、後で利用することになります。

OK をクリックすると、受け取り側のマシンを識別するファイルが生成されます。このファイルを現在ライセンスがインストールされているマシンにコピーするか、または、ネットワーク経由で利用できるようにしてください。

現在ライセンスがインストールされているマシン上で RUS.exe を管理者権限で実行し、transfer license タブを選択します。

Read the recipient information file from’ フィールドに受け取り側のマシンで生成された .id ファイルの場所を入力します。次に、‘Generate the license transfer file to’ フィールドに新しいライセンスファイルを保存するファイル名とパスを入力します。Click the Generate License Transfer File ボタンをクリックすると、送り先のライセンスファイルが *.h2h という拡張子付きで生成されます。

ここで生成されたファイルが受け取り側のマシンにインストールする新しいライセンスファイルとなります。ライセンスマネージャーを起動して、このファイルを添付することで、新しいネットワークライセンスが有効になります。