8. 2次導関数を用いた自動フィッティング

  1. AutoFit Peaks II Second Derivative オプションまたは山印にローマ数字 2 が描かれたツールバーボタン をクリックします。

    サンプルのデータセットがもつ多くのノイズによって、デフォルトの平滑化レベルと振幅の閾値では十分ではありません。PeakFit のもつ最大 100 ピークの制限は、あっというまに超えてしまいます。2次導関数による平滑化の結果は、下側グラフの上部プロットになります。

  2. 平滑化レベル(Sm%)の隣にある AI Expert ボタン をクリックします。AI Expert による平滑化レベルは、滑らかな 2次導関数曲線とデータを最上部にプロットします。

  3. ベースライン付近に現れたノイズを消去するために、Amp% の値を 10% に設定します。

    2次導関数は、ピークを最小値とします。稀にオリジナルデータで局所最大値ではないピークが、2次導関数による平滑化曲線では最小値とされる場合があります。

    ここで、15 のピークが直接表示されていることに注意して下さい。2次導関数は、11 の局所最大値と 4つの隠れたピークをいっぺんに見つけ出しています。