3.6 値の重複

ワークシートデータがデータ配列にリビルドされる際、 GS+ は各レコードとそれ以外の全てのレコードとを比較して、座標に重複がないかをチェックします。重複するレコードがひとつ以上あれば、警告画面が表示され、この重複をどのように解決するかが尋ねられます:

Use first value (make other values missing)

最初の値を使う (その他の値は欠損値とする)

このオプションを選択すると、最初のレコード (この例ではレコード1) を分析に採用し、それ以外のワークシート内の重複は一時的な欠損値としてマークします。これらの値が欠損値としてマークされている限り、これ以降に行うワークシートのビルドではこの Duplicate Query 警告が表示されることはありません。

 

Use last value (make other values missing)

最後の値を使う (その他の値は欠損値とする)

このオプションは、最初ではなく最後に見つかったレコードを分析に使用することを除いて (この例ではレコード 26)、上記の一番目のオプションと同じです。

 

Use average value (make none missing)

平均値を使う (欠損値にはしない)

このオプションは、 GS+ に重複レコードの平均値を使用するよう指示するものです。ワークシートのどの値も欠損値としてマークされませんので、同じワークシートを次回リビルドする際に、この Duplicate Query 警告が再び表示されることになります。

 

Stop data build and examine worksheet

データのビルドを停止し、ワークシートを調べる

このオプションを指定すると、データのビルドが中断され、データワークシートの最初の重複レコードが表示されます。データのビルド中に既に見つかったその他の重複は、非欠損値にリセットされますので、ビルドする前の状態に戻ることになります。

 

Also take this action for other duplicates of this build

このビルドで同じ動作を他の重複に対しても適用する

このボックスにチェックを入れると、それ以外に発見された重複も、この重複セットと同じ内容が処理されることになります。データセットに重複する値が多い場合、このオプションでダイアログウィンドウがビルド中に何度も表示するのを防ぐことができるで、それだけ時間を節約することができます。

 

Cancel

データのビルドをキャンセルします。このビルド中に欠損値となった重複セットはいずれも非欠損値としてリセットされることになります。