3.5 Data Filter ダイアログ
ワークシートの中のデータは、Data Worksheet ウィンドウの Filter コマンドを使用して集合的にフィルターを掛けたり、境界をつけることができます。このコマンドを使えば、全レコードのスキャンを経て、指定した Range to Use から外れるレコード、すなわち、その範囲外にある変量は、データをビルドする際に欠損値として取り扱われることになります。
- Range to Use
これらのフィールドでワークシート内のデータをどのような特定範囲に制約するかを指定します。上記の例では、ワークシートの X direction フィールドのレコードの全範囲 0.60 – 79.90 のうち、X direction フィールドが 0.60 から 40.00 の範囲内にあるレコードのみが分析に使用されることになります。データのビルドに際しては、欠損値としてワークシートの値が処理されますが、ワークシートに欠損値としてマークされるわけではありません。
- Reset と Reset All
Range to Use の Reset は、各座標や変量の範囲を実際のデータ範囲に戻します。データの範囲の設定は、個別に行うことも、一度に全て (Reset All コマンドを使用) 行うこともできます。
- OK
OK をクリックすると、指定した範囲が適用されます。なお、フィルターを有効にするには、Worksheet ウィンドウにあるフィルターボックスにチェックを入れる必要があります。Cancel をクリックすると、変更内容を保存せずにダイアログを閉じます。