1.2 Diagram ウィンドウを理解する

Analytica でモデルを開くと、まずはじめに最上位の Diagram ウィンドウが表示されます。Rent vs. Buy モデルのダイアグラムには、賃貸 (renting) と購入 (buying) との間のトレードオフ関係に影響を及ぼす幾つかのインプット変数、Normal ボタン、Calc ボタン、および、Model というラベルのついたノードが表示されています。

 

この最上位のダイアグラムは、Model ノードの中身であるモデルそのものに接続するエンドユーザーのためのインターフェースです。この章では、この最上位ダイアグラムのインターフェースのみを使います。モデルそのものについては、この後の章で詳しく探索していきます。

画面上部には、複数のボタンからなる横方向に伸びるパレットがあります。これをツールパレット (tools palette) と呼びます。

 

Rent vs. Buy モデルを最初に開くと、パレットでは browse ツールが選択状態になっています。browse ツールを選択した状態でカーソルをダイアグラム上に置くと、その形状がハンド になります。browse ツールを使えば、モデルの計算、インプット値の変更、および、モデル構造の内容を確認 (変更はできません) することができます。この章では、browse ツールのみを使用します。